2019年3月-4月「WEメルマ!」第50号
GW明けはグラスルーツ・アカデミー、6月はひころマルシェ!

投稿日:2019年5月6日

2019年3月-4月
特定非営利活動法人ウィメンズアイ WEメルマ! 第50号————

風薫る5月の到来とともに、新元号「令和」の時代になりました。ウィのメルマガも記念すべき第50号です。

【お知らせ】
◆◆◆グラスルーツ・アカデミー東北in福島〔特別編〕
『つながりを取り戻すワーク』◆◆◆
社会の変革を願いつつも悲しみや怒り、悼み、嘆き、不安を抱えたまま立ち止まってしまう女性たちが、前進する力を取り戻していくことを目的として、『つながりを取り戻すワーク』を開催します。
このワークは、ジョアンナ・メイシー(米国のディープ・エコロジスト/仏教哲学者 著書「アクティブ・ホープ」など)が生み出し、長年実践され、世界に大きな希望をもたらしてきました。過去の社会変革ムーブメントの中には社会への不満や怒りから起こったものが多く見られます。一方で、目的を成し遂げた多くの社会変革は、痛みを「大切なものを守りたい」「大事にしたい」という強い願いとして捉え直し、それを活動の核としています。自分の中にある痛みに触れ、深くつながることで、逆にそこから私たちは力を得ることができます。
今回は、ジョアンナの直弟子で、米国バークレー在住の齊藤由香さんが講師をしてくださる貴重な機会になります。まだ若干の空きがあります。関心のある方には募集要項をお送りしますので、info@womenseye.netまでお問い合わせください。
〈対象〉岩手・宮城・福島在住25歳~45歳女性 社会人経験があり、コミュニティや社会課題に対して何らかの活動をしている方(どんな小さな活動でもOK)。または、25歳~45歳女性で福島からの広域避難者の方。
*こういう思いを持っている方へ
・生活環境、社会に怒りや不満を持っていて、何とかしたいと思っている。
・何らかの活動をしているが、壁が大きいと感じて諦めたくなることがある。
・活動をする中で、不安を安心して分かち合える人がいなくて辛い。
・「アクティブ・ホープ」に興味がある。
〈日程〉 2019年5月10日(金)13:00集合~ 5月12(日)16:00 2泊3日
〈会場〉 福島市内
〈参加費〉1万円(研修費・宿泊費・食事含む)
*この活動に対する特定寄付・ご協賛を募集しております。なにとぞお願いいたします。資料をお送りいたします、info@womenseye.netまでお問い合わせください。

 

◆◆◆ひころマルシェ2019初夏開催します!
ご協賛とボランティアスタッフ募集のお願い◆◆◆

 

おいしい・楽しい・すこやかなくらしをこの土地で。
緑豊かな南三陸町入谷(いりや)「ひころの里」で開催する、オーガニックマルシェです。いっぱい走れる子どもあそび場、太陽光電源のライブステージなどなど、地域での循環やエコに関心を高めながら、心も体ものびやかにピクニック気分で1日のんびり楽しめるマルシェとして定着してきましたが、運営は毎回綱渡りです。

 

なにとぞ、マルシェの趣旨をご理解のうえ、ご寄付、ご協賛にご協力お願いいたします。
また、事前準備、前日・当日のボランティアを大募集しています。アフターパーティーもありますよ、地元の方々とも交流でき楽しい体験ができます。
こちらまでお問い合わせください。
info@womenseye.net

 

日時: 2019年6月9日(日) 10:00~15:00
場所: ひころの里野外(宮城県本吉郡南三陸町入谷字桜沢442)

 

[主催]ひころマルシェ実行委員会
[事務局]うみさと暮らしのラボ(NPO法人ウィメンズアイ内)
宮城県本吉郡南三陸町入谷字山の神平10-1
TEL/FAX: 0226-25-9517(担当:中島)
メール:hikoromarche@womenseye.net
[共催]ひころの里

 

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【WEニュース短信】
◆◆◆[南三陸]ナリワイ塾生発表イベント~さんさん館deひなマルシェ開催しました◆◆◆
「WEと一緒に~小さなナリワイ塾」第2期塾生たちによるナリワイ実践の場としてひなまつりの日の小さなイベントを、便乗企画の皆さんとともに、賑やかに開催することができました。
寄せ植え販売、気功&無痛整体、洋服お直しカフェ、妄想リレー小説WS、個性とスキルとアイデアを生かしたナリワイ塾生のチャレンジをお客さんたちも喜んでくださいました。食堂では、ル・ボワ・タンのデトックスランチ、かもしか堂のカフェ営業と、パン菓子工房ouiのパンもおいしく大好評。そのほか、装飾屋ventによる磯のハーバリウムWSとAtellier Cocozeraのアクセサリー販売、アロマのハンドマッサージ、古着のエクスチェンジなど、お客様は思い思いの楽しみをみつけてゆったりとした時間を過ごされていました。会場の木造校舎の宿がもつ懐かしい雰囲気は人々を温かく迎え、のんびりさせてくれる力があるようです。ナリワイ塾生たちとは、これからも南三陸サークル「WEくらぶ」を通じてつながりながら、みんなのマイペースを応援していきます。

 

◆◆◆[南三陸]さんさん館×WEの「しゃいん食堂」はじめました◆◆◆
まわりに飲食店はほとんどなくコンビニも撤退。お弁当を持ってくる暇がなく「今日も昼ごはん難民……」そんな南三陸入谷のWE事務所スタッフの悩みと、事務所隣のグルーンツーリズムの宿「さんさん館」スタッフたちの「昼カフェ営業をやってみたい」をマッチングしたコラボ企画『しゃいん食堂』をほぼ月1ではじめました。通常は泊まり客のお食事とグループ予約のみの「さんさん館」食堂で、地元の食材をつかった旬の味をお手頃価格で提供いただきます。
初回はSNSのイベント告知だけでしたが、子育て中のママ、移住者や町内で働く若い世代、地元の方など23名が利用くださいました。「地域にコンビニも飲食店も減ってしまい、これはすごく嬉しい企画」、「こういう食事を食べられるところがないから、もっと利用したい人がいると思う」、「食事があるから(WEにも)来るきっかけになる」と好評の声をいただいています。Facebookでイベントとして発信しています。南三陸町においでの際はぜひお立ち寄りください。

 

◆◆◆[東京]ありがとう、三陸ワカメまつり2019!◆◆◆
ちょうど満開の桜のもと開催できた今年の三陸ワカメまつり。お天気にドキドキしましたが、多くのみなさんに、さまざまな南三陸の魅力を知っていただくことができました。ご来場くださったみなさん、お手伝いくださったみなさん、本当にありがとうございます。このイベントを通して毎回、新たなご縁とつながりが生まれています。
今回のワカメまつりでは共催のさとうみファームさん、そして南三陸応援団のご協力で上山八幡宮禰宜・工藤真弓さん、でんでんむしカンパニー代表中村未來さんが南三陸町から来てくださいました。
さとうみファームの糸紡ぎコーナーは子どもたちに大人気。
3/30の工藤真弓さんお話会、3/31の中村未來さんお話会ともに大勢の方に聞いていただき、会が終わってもみなさん熱心に質問を続けていらっしゃいました。こうして顔をみて直接お話できるということが本当に大事だなと感じる時間でした。
震災から9年目にはいりました。工事はまだまだ続いています。災害が「課題先進地」の時計を一歩進めたとさえ言われた三陸沿岸で、これまで人びとにどんなことが起こってきたのか。お茶を飲んで交流しながら、お互いに耳を傾ける機会を作っていけたらと思います。

 

◆◆◆[東京]日野市・黒川防災会で講演~関心を高めることが課題◆◆◆
首都直下地震等の様々な災害に備えるために、地域住民による自主防災組織は地域活動(共助)の重要な担い手になります。
今回、東京都の自主防災組織支援事業の一環で、日野市黒川防災会の皆さんに東日本大震災の被災地での活動経験から「地域のみんなで考える防災」について事務局長の栗林がお話させていただきました。行政が作成している防災計画を参照し、自主防災組織の役割を確認しながら、実際の現場ではどのようなことが発生し、問題になるのか、一緒に考える時間をつくりました。
集まって下さった皆さんはとても熱心に話を聞いて下さり、地域防災の関心の高さを感じるとともに、いかに関心の低い層にアプローチすればいいのか課題を共有する時間でもありました。
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【WEレポート】
◆◆◆マララさんも登壇したWAW!/W20サミット
◆◆◆日本全国から2日間で3千人が来場
◆◆◆グローバルな目線で女性がどうハードルを超えていけるかを学びました

 

3月23、24日の2日間、東京のホテルニューオータニに、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさん、元チリ大統領ミシェル・バチェレさん、車椅子のアルゼンチン副大統領ガブリエラ・ミケティさん他、女性と世界の課題に取り組む登壇者だけで90名以上が集まりました。世界レベルの女性のロールモデル、He for She(男性がジェンダー平等変革の主体者となるUN Womenの運動)を代表する男性ロールモデルたちによるセッションの内容は、現実をどう変えていくか、どう変えて来たかを学ぶイベントでした。

 

W20代表たち(男性もいます!)は、20カ国から70名以上が集まり、イベント前日の3月22日、翌日のイベント冒頭で安倍首相に手渡すW20コミュニケ(20カ国の女性たち&男性による共同提言)を完成させるため、長い話し合いを行いました。その協議は12時間続き、コミュニケ内容の全ての言葉に対して、各国代表が合意するまで続きました。W20コミュニケは、多数決で決めるのではなく、コンセンサスと呼ばれる全員の意見の合意が得られるまで話し合って決めていきます。各国間の経済、政治、文化、女性のおかれた状況は異なるため、言葉を一つ選ぶにも、様々な意見が出ますが、その意見一つひとつを聞き、どの言葉であれば納得までいかなくとも受け入れることが可能かを確認し、交渉していきます。そんな緊迫した話し合いが朝1時まで続き、公式なコミュニケを印刷し終わったのは朝3時という舞台裏がありました。ただ、一つ言えることは、全員が、女性が経済分野でも自分らしい活躍ができるよう社会を変えていきたいと願って、W20の活動を行なっていました。コミュニケ内容には、仙台でのW20東北国内対話集会で話し合われた内容も盛り込まれています。G20は6月に大阪で開催されますので、W20活動はまだまだ続いていきます。各地でのW20イベントも予定していますが、イベントを主催してW20を盛り上げていきたいという活動も歓迎ですので、その際はご連絡ください。

 

完成したW20コミュニケ(日本語版)https://w20japan.org/pdf/w20_communique_jp.pdf

 

W20Japanの活動状況
https://www.facebook.com/W20JAPAN2019/
(レポート:石本めぐみ)

 

【WEからのお願い】
ウィメンズアイの東北での以下の活動を続けて行うため、ご寄付をお願いしております。みなさまのご支援が私たちの活動の力です。なにとぞご協力をお願いいたします。
・被災地の女性のエンパワーメント事業
・復興途上の町での生活支援事業
・若手女性リーダーへの研修と起業支援事業

 

*マンスリーサポーター(毎月定額寄付)毎月500円から
*一般寄付
どちらも、クレジットカードでのお支払いが可能です。
詳しくはこちらのページから https://womenseye.net/support

 

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〔3~4月の活動報告〕
◆宮城・東北(場所の特記がないものは南三陸町)
3/3(日)さんさん館deひなマルシェ
3/11(月)刺し子サークル「リアンの会」@歌津
3/13(水)みやぎ地域復興助成報告会@石巻
3/15(金)南三陸の中世連続講座第2回
3/17(日)活動発表「あぐりどんとまつり」@仙台
3/18(月)ヨガ/南三陸町家庭教育支援チーム会議出席
3/25(月)ヨガ/刺し子サークル「リアンの会」@歌津、WE事務所
3/27(水)工房利用者の会
4/1(月)刺し子サークル「リアンの会」@歌津、ヨガ
4/12・20(金・土)せんまや100人女子会作戦会議
4/15(月)刺し子サークル「リアンの会」@歌津、ヨガ
4/18(木)竹テント油抜き
4/19(金)南三陸の中世連続講座第3回
4/20(土)木工講座スツール作り
4/21(日)結の里1周年イベント出店
4/23(火)WEとさんさん館のコラボ企画「しゃいん食堂」開催
4/24(水)刺し子サークル「リアンの会」@WE事務所
4/27(土)千厩 春のパンまつり出店
4/28(日)かめフェス in 亀ケ森公園出店

 

◆東京、その他
3/11(月)日経SDGsシンポジウム登壇(石本)
3/13(木)あい基金パネルディスカッション登壇(石本)
3/16(土)日野市黒川防災会講演会(栗林)
3/22-24 (金-日)WAW/W20@ホテルニューオータニ
3/30-31(土-日)三陸ワカメまつり@上野桜木あたり
4/20(土)アースデイ東京出店

 

〔5月~の活動予定〕
5/10-12(金-日)グラスルーツ・アカデミー東北2019in 福島
5/13(月)リアンの会
5/18(土)アンガーマネジメント講座(気仙沼)
5/19(日)JA南三陸朝市出店
5/20(月)ヨガ
5/21(火)赤ちゃんとわたしの井戸端会議(アロマ)/WEしゃいん食堂
5/24(金)こころとカラダのトリセツセミナー(更年期講座)南三陸町
5/25(土)こころとカラダのトリセツセミナー(更年期講座)気仙沼
5/27(月)リアンの会、ヨガ
6/1(土)赤ちゃんとわたしの井戸端会議
6/4(火)WE6周年
6/9(日)ひころマルシェ初夏
6/23(日)アンガーマネジメント講座(南三陸)

 

〔編集後記〕
日本には戦争のなかった平成。一方で平成3年の雲仙普賢岳の平成大噴火にはじまり、地震・火山活動の活発化と大規模風水害の頻発が、いのちと暮らしに脅威をもたらすことを改めて深く感じた時でもありました。令和は災害の少ない世の中になってほしいとの声がテレビでも多く紹介されています。自然と共生する知恵と工夫を磨き実践しながら、人災を減らす努力をおこたらず、人の間に「和」をもたらし平和な時代を築いていきたいものです。
(塩本美紀)

 

特定非営利活動法人ウィメンズアイ(WE)/Women’s Eye
〒986-0782 宮城県本吉郡南三陸町入谷山の神平10-1
https://womenseye.net/
info@womenseye.net
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