2020年3月-5月 《WEメルマ!》第55号 WE応援キャンペーン、始めます!

投稿日:2020年5月13日

2020年 3月-5月
特定非営利活動法人ウィメンズアイ WEメルマ! 第55号
名刺交換をさせていただいたみなさまにお送りしております

ウィメンズアイ代表の石本めぐみです。
コロナ禍の混乱に、9年前の東日本大震災当時の混乱を重ね合わせて思い出します。本当に大変な状況に追い詰められているたくさんの人たちに会い、情報が錯綜してだれもが不安を抱えていました。不確実なことが多い中で、今までは当たり前だった毎日が非日常になってしまったという実感がありました。
目の前の課題を解決することに加えて、どんなに深刻な状況であったとしても、同じことを繰り返さないために根本的な解決を足元からつくっていくことの大事さを思います。ほんのささいな一歩でも、その一つひとつが、数年後の変化につながることをわたしたちは見てきました。わたしたちはそんな変化を作り続けるために、震災から9年間、地方の女性のエンパワーメントの草の根活動を続けてきました。
非日常は、何が本当に大事なことかを考える機会もくれています。急激に社会が変わっていく経験の渦中にわたしたちはいます。大事な人を守っていける日常をつくっていきたい。変化を日常から起こしていきたい。だれかを大切にケア出来る女性たちがもっと公の場で暮らしを作る側として関わり、みんなにやさしい社会を作っていきたい。
そのために、コロナ禍で先行きが見えない不安が漂っている今だからこそ、新しいキャンペーンを始めます。共感し応援してくれる仲間を日本中に増やしたいと思っています。ぜひとも、応援してください。

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Contents
・5月16日スタート、マンスリーサポーターキャンペーン始めます
・ローカル女子と未来をひらくプロジェクト プレスリリース全文
・パン菓子工房ouiだより

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・・・どうかWEマンスリーサポーターになってご支援ください
・・・5/16からキャンペーン開始、シェア、拡散のご協力もお願いします!
前回メルマガで予告したマンスリーサポーター100人キャンペーン、このコロナ危機の深まりで実施してもいいものかと悩みましたが、約1か月ずらして今週末5/16(土)に思い切って開始することにいたしました。なぜなら、
ウィメンズアイはこれからも活動を続けていきたい
東日本大震災復興支援の活動がウィメンズアイの始まりですが、震災から10年目のこれから、南三陸町での地域団体として、また、ここを拠点に日本じゅうの地方に暮らす女性たちをエンパワーする団体として活動を続けていく決意を新たにしました。地方の女性が生き生きすることは必ず、日本の元気につながっていきます。

復興関連の助成はほとんどなくなり、活動資金を得るために行ってきた自主事業やチャリティイベントも新型コロナウィルスの影響で軒並み中止にせざるを得なくなり、活動は困窮するばかりです。
5/16から6/30まで、寄付サイトSyncable上でサポーター100人を集めるキャンペーンを行います。
どうか、私たちをご支援ください。
https://syncable.biz/associate/womenseye/

期間中、毎日活動報告と、メッセージを発信します。今までチャレンジしたことのない、動画での現地レポートや、メッセージ配信もFacebook動画配信で行います。
Facebookでのシェア、Twitterでのリツイート、Instagramでの「いいね」も是非ともよろしくお願いします。
ウィメンズアイのFacebookページはこちら
https://www.facebook.com/Womenseye20130604/

・・・ローカル女子と未来をひらくプロジェクト
・・・プレスリリースをHPに公開しました

先の読めない時代。ウィはローカルで周りの課題にゆっくりと確実に向き合う女性たちとともに歩んできました。岩手・宮城・福島での学びとネットワーク「グラスルーツ・アカデミー東北」の経験を引き継ぎ、地域の暮らしを良くしたいと草の根活動を行う女性たちを力づける「根っこ」のエンパワーメントに取り組むプロジェクトを開始しました。コロナ危機の折、予定したプログラムの一部をオンラインに切り替えながら実施していきます。HPに公開したプレスリリースを全文転載します。

〔プレスリリース〕
ローカル女子と未来をひらくプロジェクト

特定非営利活動法人ウィメンズアイ(宮城県本吉郡南三陸町、代表理事 石本めぐみ)は、2019年7月より、東北をはじめとした日本各地のローカルで活動する女性を対象とした3年間の「ローカル女子と未来をひらくプロジェクト」を開始しました。

課題先進国といわれ、既存の構造が揺らいでいる現代日本。なかでも近年頻発している自然災害は、平時の問題をあぶり出し、課題を一歩先の困難に直面させます。
一方、危機に際して女性がその視点を生かしてリーダーシップを発揮し、課題に取り組むケースも増えてきました。わたしたちウィメンズアイが、東日本大震災後の被災地で出会い、ともに歩んできたのも、ローカルで一歩踏み出した「日常のアントレプレナー」女性たちでした。

行動する彼女たちは、同時に問題も抱えています。
ローカルではジェンダー問題は根強く、今も多くの女性たちがみずからの潜在能力をいかせずにいます。また、家族をはじめとする周囲との関係性に悩むのも特徴です。

私たちウィメンズアイは、すでにアクションを開始している若い世代(16歳~45歳)の女性たちを支援するプログラムとして、

*自ら導く力
*影響を与える力
*レジリエンス

を身につける「根っこ」のエンパワーメントに取り組みます。具体的には、

1:2019年7月~2022年6月にかけて3年間にわたるエンパワーメント・プログラム実施
2:これまでの活動から得た知見を整理し、webコンテンツとして発信
3:ロールモデルの発信と、次世代へつなぐため子どもたちへの出前授業

を行います。活動の範囲は、宮城県、福島県、岩手県の3県を皮切りに、日本の各地域へ広げていく予定です。

世界経済フォーラムが2019年に発表した「ジェンダー・ギャップ指数」では、調査対象の世界153カ国のうち、121位(2018年は110位)と過去最低になりました。特に、各界でのリーダー女性不在が大きく響いています。

社会の構造的な問題と文化との葛藤によって活躍を阻まれている女性たちが、自ら考えて決め、怖れを乗り越え、凹んでもしなやかに戻る力を持つことが、意思決定の場に参加する女性たちの裾野を広げ、閉塞感のある日本社会を変えていくと確信しています。

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WEレポート
チャレンジを後押しする「コミュニティ・アクション」とは?

グラスルーツ・アカデミー東北では、2017年よりコミュニティ・アクションという取り組みをしています。今年も、「ローカル女子と未来をひらくプロジェクト」の一環として、4月より募集を始めています。人のために、社会のために、何か活動をしたい、というチャレンジを応援する取り組みで、一件最大10万円までの助成をします。ただ資金面での支援をするだけではなく、その活動を実現するためのサポート全般をしていきます。応募段階からヒアリングをし、助成金申請が初めての方には申請書や予算書の書き方をご指南し、効果的な活動のためのアドバイスや連携先の紹介をするなど、まさに、伴走をするというのがコミュニティ・アクションです。今回の応募でも、障碍児を持つママやパパのための活動、ママになったばかりの女性の孤立や不安を解消するための場づくり若者向けにありのままの自分で安心していられる居場所を作る活動など、ウィとしても大いに共感する挑戦が集まっています。新型コロナウィルスの影響で、実際の活動がいつどうやって実現できるかまだ見えない段階ではありますが、目指す未来は変わりません。草の根での小さな取り組みの積み重ねが、社会の変革につながります。WEの尊敬する草の根の実践者が増えていくことに、希望を感じています。(田浦佐知子)

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女性のしごと相談窓口~開設中
ホットダイヤル  TEL 080-9256-0035 (相談窓口専用)
電話相談:まずは上記へお電話でご予約ください。
対面相談:新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面は電話相談のみの実施となります。
カウンセラーの紹介
中村雪子(産業カウンセラー、コミュニケーションスキルアップ講座)
栗林美知子(国家資格キャリアコンサルタント)
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パン・菓子工房oui(ウィ)
工房前の畑で無肥料無農薬自然栽培している麦は元気に育っています。5月に入り、麦の穂が出てきました。
さて、3月の『三陸ワカメ祭り2020』の開催中止に伴い、急遽準備した「ワカメとパンセット」の期間限定通販企画に全国各地から沢山のご注文をいただきました。ここで改めてお礼を申し上げます。2月に取材頂いたNTT労働組合新聞でこの企画をご紹介頂いたことで、読者の方からお葉書やお電話などで温かい応援メッセージとともに約200件のご注文をいただきました。鹿児島から北海道まで思いを寄せて下さる方とご縁をいただき、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、事態が深刻になっていく中で、スタッフ一同とても励まされました。おかげさまで、例年ワカメ祭りで販売しているワカメと同等数の南三陸の旬のワカメをお届けすることができました!!
商品発送後、感想のお手紙もいただきました。初めてウィの活動を知って下さった方も多く、南三陸と新しいつながりやつながりが続くきっかけにしてもらえたことを本当に嬉しく思っています。
なお、電話・メール注文に追われ、しばらく「完売」表示になっておりましたオンラインストア「うみさと工舎」ですが、「サイトからも注文したかった」といううれしい声をいただき、ご注文受付を再開しております。発送は、週1回のスローペースになりますが、心を込めて焼いたパンや、南三陸の旬の食材などを今後もお届けしたいと思います。ぜひこちらのサイトをご覧ください。
うみさと工舎 オンラインストア
https://umisatokosha.thebase.in/

テイクアウトや通販で南三陸のお店を応援しよう! と、町の若者たちが立ち上げたこちらの企画にも参加しております。ぜひご覧ください。
#おうちで三陸
https://yeah-day.com

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〔3月~5月の活動報告〕
4/6(月) グラスルーツ・アカデミー東北 オンラインおしゃべり会
4/13(月) WEくらぶ南三陸circle オンラインお茶会
4/27(月)大人女子のすこやかづくり~1分で心をととのえる呼吸法

〔6月~7月の活動予定〕
*オンライン
6/21(日)
WEオンラインゼミ「新しい豊かさを作る~世界の地域づくりから学ぼう」第1回 ヴァンダナ・シヴァ いのちの種を抱きしめて 講師:中野佳裕(早稲田大学地域・地域間研究機構(ORIS)次席研究員/PhD。専門は社会哲学、開発学、平和研究)

6/末
オンライン 大人女子のすこやか講座

:::WEの活動をご支援ください:::
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女性のまなざしで地域を元気に! みなさまのご支援が私たちの活動の力です。
東日本大震災被災地で一歩踏み出す女性たちが
学び、力をつけ、つながり、力を発揮できる機会をつくり、
復興途上の町の、村の、未来をともにつくっています
ご寄付はこちらのページから https://womenseye.net/support
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編集後記
新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言で、多くのみなさんの暮らし、仕事、生活基盤に影響が出ていることとお見舞い申し上げます。不安と怖れから多くの誹謗中傷がネット上を騒がせていることに心が痛い一方、この危機を乗り越える助け合いのネットワークがあちこちで生まれていることが心に爽やかな風を運んでくれます。(塩本美紀)
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特定非営利活動法人ウィメンズアイ(WE)/Women’s Eye
〒986-0782 宮城県本吉郡南三陸町入谷字山の神平10-1
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