3月11日が過ぎ、震災から15年を迎えました。あの日の海の荒々しさを知っているからこそ、今年の海には、どこか静かな穏やかさを感じます。
この15年という歳月の中で、失ったものの大きさは変わることはありません。それでもこの地に残り再起した方、遠くから訪れこの町のために力を尽くしてくださった方、そして語り部として体験を語り、防災や減災の大切さを次の世代に伝え続けている方々、――そのすべての努力と想いに、心から感謝いたします。
私たちは、この15年の歩みと教訓を胸に、自然と共に生きる知恵を次の世代へつなぎ、未来に向けて歩んでいきます。(千葉和美)
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Contents
・WEレポート
::: 国際女性デー「HAPPY WOMAN AWARD 2026」【SOCIAL IMPACT賞】を受賞
・WEニュース短信
::: HAPPY WOMAN FESTA 2026 TOKYOロクシタン協賛トークセッション
:::困難な状況にある女性の就労・キャリア支援を推進する助成プログラム”herstory”を終えて
::: デジタルカレッジUP第3期修了式
・スタッフ便り
::: ゆるりん これまでの活動
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:::WEレポート:::
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::: 国際女性デー「HAPPY WOMAN AWARD 2026」【SOCIAL IMPACT賞】を受賞
このたび、国際女性デーにあわせて「HAPPY WOMAN AWARD 2026(SOCIAL IMPACT賞)」をいただきました。正直に言うと、嬉しさと同時に、これまで出会ってきた女性たちの顔が次々と思い浮かびました。
15年前、震災後の避難所で聞いたのは、物資不足だけではない、もっと根深い声でした。「決める場に女性がいない」「困っていても声を上げにくい」。その声に向き合いながらも、その場で何もできない自分の無力さや、このままでは何も変わらないのではないかという焦りを、今でもよく覚えています。
それでも、地域の女性たちと出会い、一緒に場をつくり、少しずつ声が言葉になり、行動につながっていく過程を見てきました。最初は遠慮していた人が、自分で次の一歩を決める。その変化に立ち会うたびに、「社会はこうやって変わっていくのかもしれない」と感じてきました。
今回の受賞は、そうした一つひとつの積み重ねの先にあったものだと思います。同時に、まだ声を上げられない人や、選択肢の少なさに直面している現実も、変わらずそこにあります。だからこそ、ここで立ち止まるのではなく、この歩みをこれからも続けていきたいと思っています。
日頃よりウィメンズアイの活動を支えてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。(石本めぐみ)
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:::WEニュース短信:::
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::: HAPPY WOMAN FESTA 2026 TOKYOロクシタン協賛トークセッション
3月8日、国際女性デーに東京・国連大学で開催された「HAPPY WOMAN FESTA 2026」にて、ロクシタン協賛のトークセッション「わたしのHAPPYが社会を動かす ~ミモザのように、支えあい、生きていく~ 」が行われました。
本セッションには、ウィメンズアイが企画する「グラスルーツ・アカデミー」の卒業生4名が登壇。言えなかった違和感、孤立や沈黙の背景にある社会構造、そして声を出すことで生まれた変化を、それぞれの言葉で語りました。
“自分の問題”と思っていた痛みが、声にした瞬間に誰かとつながり、やがて社会へと広がっていく。
ミモザの花のように、小さな一歩が集まり、春を告げる時間となりました。(佐藤真凛)
:::困難な状況にある女性の就労・キャリア支援を推進する助成プログラム
HERStory Career Partner Program”を終えて
昨年5月から約10ヶ月にわたり実施した認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会によるHERStory Career Partner Programを通じ、ウィメンズアイではデジタルカレッジUPの深化と地域展開に取り組みました。
そのなかで、就労支援にはスキル習得に加え、キャリア相談や伴走支援を組み合わせることの重要性が明らかになりました。特に地方では、新たなキャリア・環境へ踏み出す心理的・社会的ハードルがあり、学びと就労をつなぐ仕組みづくりが不可欠です。また、地域の中で働く機会を生み出し、企業側の受け入れ環境を整えていく必要性も見えてきました。4月からは気仙沼市と連携し、地域のステークホルダーとともに、女性のスキルと働く機会をつなぐ仕組みの構築に取り組んでいきます。(米倉京香)
::: デジタルカレッジUP第3期修了式
3月15日(日)、デジタルカレッジUP第3期の修了式を開催しました。
受講生12名は約4か月にわたりPythonを学び、最後の対面講座では業務効率化を目的としたプログラムを発表しました。
初回の対面講座では不安な様子も見られましたが、この日は堂々と発表に臨み、その姿はまさにエンジニアそのものでした。ある受講生は「もう少しプログラムの改善ができたかもしれないと思うけど、今の自分の力は出せたと思います」と笑顔で語ってくれました。仕事や家庭と両立しながら、よりよいものを目指して試行錯誤する姿に、私たちも大きな力をもらいました。
今後も女性たちがスキルを高め、よりよい仕事や働き方につながる機会を届けていきたいと思います。(小山愛)
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:::スタッフ便り:::
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ゆるりんは、ママと赤ちゃんのサポートを行う場所で、親子で楽しめる企画を考えてきました。月に2、3回開所し延べ40名ほどの親子と出会がありました。
これまで手作りおやつの会には特に沢山の親子が参加してくださり楽しく作って食べて、のんびりお話しをしました。お野菜を育てる会は子どもたちが一生懸命お世話をしてくれ、沢山の野菜が実ってくれました。スタッフも一緒に学びながら体験をさせてもらい勉強になりました。絵本を読み聞かせ、ベビーマッサージ教室。ママのためのリンパケアやヘッドマッサージなどを行い喜んでいただきました。ママの笑顔は子ども幸せにする。ということを改めて感じられました。
これまで多くの方々に支えていただきゆるりんを通じて繋がれたこと感謝しております。この町でママや子どもたちに少しでも寄り添っていけるよう、その声を大切に聴いていける存在でありたいです。(菅原千秋)
活動記録はWEホームページに掲載しております。2026年1月~3月までの活動記録はこちらを参照してください。
https://womenseye.net/mailmag-bn/8267
::: 編集後記
3月。震災から15年という節目、国際女性デー、そして世界や日本のニュースと年度末の仕事が重なり、春が近づいているのに、どこか気持ちが落ち着かない日々が続いているように感じます。
最近読み返した本に、「文化とは、わかちあうこと」とありました。出来事や記憶、感情を誰かと分かち合うこと。その積み重ねが、社会や暮らしをつくっていくのだと。
大きな出来事の前では無力さを感じることもありますが、誰かと感じたことを言葉にし、「わかちあう」こと自体が、小さな希望になるのではないかと思います。
新しい季節のはじまりに、特別な答えはなくても、感じたことを持ち寄り、わかちあうことからまた歩みを重ねていけたらと思います。
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