投稿日:2026年3月27日

【開催レポート】デジタルカレッジUP第3期を修了しました! 

― 卒業制作発表会を開催 ―
2026年3月15日、デジタルカレッジUP第3期・最終回となる第5回対面講座を開催しました。

昨年11月のスタートから約4ヶ月間。オンライン学習と対面講座を重ね、Pythonや生成AIといったデジタルスキルを習得してきた受講生たち。その集大成となる「卒業制作発表会」を行い、デジカレ第3期の全行程を無事に修了しました。

企業の課題をPythonで解決する

受講生は、2月22日の第4回対面講座以降、ペアまたは個人で卒業制作に取り組みました。

制作テーマは、地域企業の「業務を効率化したい」という課題、または受講生自身がPythonを使って解決したいテーマのいずれか。実際の課題に向き合いながら、プログラムとして形にしていく実践的な取り組みです。

制作期間は、わずか3週間。

受講生は、夜間・休日に加えて、日中の時間も活用するなどしてそれぞれの生活に合わせて時間を工面しながら、学習サポーターであるエンジニアへのオンライン相談やグループでの検討を重ね、準備を進めました。

7グループそれぞれの挑戦

グループ①

競合製品価格情報の自動収集:手作業で行っていた価格調査を自動化

グループ②・⑤

給与明細・請求書の一元化:分散していたExcelを統合し、ミスの削減と作業効率を向上

グループ③

サメの水揚げ量の可視化:サメ3魚種・3漁業種の水揚げ量をWEBから自動収集

グループ④

日別の水揚げ・価格データの蓄積:手書きメモをデジタル化し、水揚げ量とセットで一元管理

グループ⑤

給与明細・請求書の一元化:分散していたExcelを統合し、ミスの削減と作業効率を向上(グループ②と同じ課題に取り組みました)

グループ⑥

日本酒業界ニュースの自動取得:情報収集し、Excelに保存するまでを自動化

グループ⑦

ECサイトランキングの自動通知:ランクインを検知し、その情報をSlackへ通知

発表では「なぜこの課題に取り組もうと思ったのか」「どのようなデータが必要か」「どのような処理を行うのか」など、開発の過程と振り返りも共有されました。

受講生からは、
「取り組むうちに、改善のアイデアが広がった」
「完成形を詳しくイメージすることの大切さに気づいた」
「思い通りに動いたときの達成感が大きく、楽しくて夢中になって取り組めた」

そして今後は、
「戦略レポートを出してみたい」
「〝実行〟の作業すらいらない、完全自動化にチャレンジしたい」
といった声もありました。
実際に目の前で動くプログラムに感嘆の声があがり、惜しみない拍手が送られました。

現場と経営の視点から

お題を提供いただいた株式会社石渡商店社長の石渡久師さんは、
「価格変動が激しいサメの情報収集を手作業で行っていた。これが一瞬でまとまることに可能性を感じた」

カネダイ総務部 DX推進室の遠藤哲也さんは
「Excel管理が属人化しがちで、集計数が増えるにつれ管理が大変になっていた。3週間で解決策を作ってくれたことに感動した」

また、お二人から共通して、
「作り上げたプログラムは、生成AIを活用しながら最後に検証をしてみてほしい。最終的には人の判断と意思決定までが必要になる。それも見据えることをおすすめしたい」
といった、経営・現場視点のアドバイスもいただきました。

学習サポーターでエンジニアの三浦志帆さんは、
「女性エンジニアがすごく少ないので、是非みなさんもエンジニアを目指してみて」
とエールを送りました。

学びを称え、より良いキャリアにつなげるために

最後に、修了式を行いました。
Pythonと生成AIの学習に努め、卒業プロジェクトをやり遂げたことを称え、チーム同士で修了書を授与し合いました。

発表時の真剣な表情から一転、笑顔に。
互いの努力を称え合う姿が印象的でした。

講座は修了となりますが、今後は希望者に向けて、学びをこれからの働き方や人生に、どうつなげていくかを考える時間として、ウィメンズアイの相談員による、ライフキャリア相談を実施します。

女性たちの中に眠る力が、これからどのように地域で発揮されていくのか。
その一歩を感じさせてくれる、デジタルカレッジUP第3期の取り組みとなりました。

取材・文 板林恵