
9月6日(日)、ITベース大島アスナロウ荘で、6月から始まったデジタルカレッジUP(デジカレ)第4期が最終回を迎えました。
冒頭、司会のウィメンズアイ板林が「学習をやり切ったと思う人」「もっと頑張りたいと思う人」と二択で問いかけると、受講生全員が「もっと頑張りたい」に手を挙げました。3か月の学びを経て、さらに学びたいという意欲を胸に、最後の対面講座が始まりました。
この日のテーマは「地域の仕事にふれる」。これまで身につけてきたデジタルスキルを、地域企業の仕事を通して、実務でどう活かせるかを考える1日です。
講師は、有限会社たかはしの髙橋夏帆さん。会社づくりの理念や、仕事で大切にしていることなどを紹介しました。

今回は、同社がデジカレのためにExcelの演習課題を作成。
外注先の納品数・金額管理やセミナー参加者管理といった、実際の業務を題材にした演習に挑戦しました。サポートを担当したのは、同社の岩槻りんかさん。関数を使う際の注意点など、実務ならではのポイントも伝えられました。

受講生たちは、分からないところを質問しながら真剣な表情で課題を進めました。実際に使われている関数や業務を体験することで、これまでの学びが仕事につながることを実感する機会となりました。


また、髙橋さんからは「働くとは“傍(はた)を楽(らく)にする”」こと、つまり周りの人の幸せに貢献することだという話もあり、仕事のやりがいについて考える時間となりました。
続いて行われたのは、ライフキャリア相談のワークです。
講師を務めたのは、ウィメンズアイ栗林美知子と、ヒトラボTOHOKUの柴田北斗さん。

受講前と今の自分を振り返り、頑張ってきたことや変化を書き出した後、これからやってみたいことを考えました。そして、半年後に成し遂げたいことを1つに絞り「わたしコミット」として宣言。

「資格を取りたい」
「デジタルスキルを使いこなしたい」
「生成AIを仕事に活用したい」
など、学んだスキルを今後につなげていこうとする思いが伝わってきました。
そして、修了式へ。
受講生同士が修了証を手渡し、「おめでとう」と声をかけます。会場には、互いの努力を称える温かな拍手が広がりました。

「最後まで必修を終えられて、うれしい。自分の力でExcelの基本を学んだことを、資格を取って証明したい」
「Excelの苦手意識が薄れました。今後も学び続け、転職へ向けて頑張りたい」
「働き方も当初考えていたイメージとは変わり、今は地元の企業で仕事を見つけたい」
受講生の言葉からは、スキルの習得だけでなく、学び続ける姿勢や、働き方への意識にも変化が生まれたことがうかがえます。
修了にあたり、ウィメンズアイ石本めぐみから「学び続け、挑戦したこと自体に価値がある!」と伝えられました。

また、気仙沼市産業戦略課の熊谷直毅係長からは、「挑戦する人を行政として支え、さまざまな挑戦が生まれる気仙沼市を目指していること、そして今後も応援していく」という言葉が贈られました。

デジカレで得たのは、パソコンの操作方法だけではありません。デジタルを仕事に活かす力、分からないことを学び続ける力、そして「やってみよう」と一歩を踏み出す力です。
3か月間の航海は、ここで一区切り。
ここからは、それぞれが自分の目標へ向かって舵を取ります。
「もっと学びたい」という思いを胸に、未来へ――。
デジカレで身につけた力を携え、どんな航路を歩んでいくのか。受講生の皆さんのこれからの挑戦を楽しみにしています。

取材・文 ライター戸羽美智子