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2011年度RQW「冬の手づくり講座」活動記録

被災者のみなさんにとって仮設住宅で始めて迎える冬。編み物を通じて、温かい交流の輪がひろがりました。

 

 

「楽しい、ここに来るとみんなに会える」

 

2011年9月以降のパイロット期を経て、南三陸町、気仙沼市、石巻市、登米市において、2011年12月から、2012年5月末まで仮設住宅集会所や地域のコミュニティーセンターで「冬の手づくり講座」を展開しました。楽しみの発見、コミュニケーションの場として、20代から80代の女性にまでご参加いただきました。

編み物教室では、参加者のみなさんにスターターキット(かぎ針、とじ針、にぎりバサミ、編み図、毛糸)をお配りし、カラフルなエコたわしや小物などを編んでいます。まったくの初心者の方も、まわりの方とお喋りしながら教わるうちに、次第にこつをつかんでいかれます。また、こうした交流が、引きこもりがちな高齢者への目くばりや、暮らしの問題を感知し対策を講じるきっかけにもつながりました。

  • このプロジェクトは、ジャパン・ソサエティ東日本大震災復興基金助成事業「ローズファンド」の助成をいただいて実施いたしました。

 

期間:2011年12月〜2012年5月31日

開催した地域:45カ所

南三陸町志津川、歌津、戸倉、入谷/気仙沼市階上、最知、水梨子、鹿折、大島、本吉/登米市南方町、横山/石巻市雄勝、開成/岩手県一関市

開催した回数:139回

延べ参加人数:1594人(スターターキットをお渡しした人:542人)

 

参加者のみなさんの声(一部抜粋)

〜南三陸町歌津寄木
「自分たちが取り残されているのでは?と心配になるけれど、RQWのみんなの顔をみるとほっとする」

〜登米市南方
「2週間に1度が待ち遠しい。家でもいろいろ編み物をして、講座に持っていって見てもらうのが楽しみ」

〜気仙沼市水梨
「集まって編み物をしていると津波があったことを一瞬でも忘れられる。ありがたいことと思っています」

〜気仙沼市はしかみ交流広場
「一番、精神的に助かったわね、ストレス解消、生きる源、元気」
「財産は流されたけど、いまは講座でもらうこの編み図が財産、私の宝物」

〜気仙沼市七半沢
「編み物が楽しくてねぇ、出来が少々悪くても自分で作ったものはかわいくてうれしくなっちゃうよ」