投稿日:2016年5月16日
2016年4月-5月
特定非営利活動法人ウィメンズアイ WEメルマ! 第29号————————————————–
名刺交換をさせていただいた皆様にお送りしております
熊本地震から1か月。命を落とされた方がたのご冥福をお祈りするとともに、被災地域のみなさんにお見舞い申し上げ、日々の安寧を願っています。ウィのメンバーも日々の報道を固唾をのんで見守ってきました。多くのボランティアが訪れるゴールデンウィークがあけてすぐ、代表の石本と、熊本出身の田浦がご縁のある各所を微力ながらお手伝いしてきましたので短いレポートをつけています。
【お知らせ】——————————————————————-
◆◆◆ひころマルシェ 5/22(日)10:00~15:00、南三陸町入谷で開催します
「おいしい・楽しい・すこやかなくらしを、この土地で」を合い言葉に、みどり豊かな南三陸町入谷ひころの里で開催するマルシェです。
地域の資源をいかして、里山・里海暮らしを楽しみ、ママパパ世代も子どももおばあちゃんもおじいちゃんも参加できる場所を、という思いでスタートしました。
このマルシェを、毎年1~2回続けていくことで実現したいと思っていることが3つあります。
1:地域で多世代が子そだてを見守る、あたたかい雰囲気づくり
2:近郊との交流、人のつながり、同じテーマ(子育て、有機など)や趣味での人のつながり
3:この土地の豊かさが育む、持続可能なくらしの発信。いずれはオーガニックマルシェに。
会場の「ひころの里」は、地域が養蚕で栄えた頃の郷士のお宅と敷地の原っぱと森とが町の施設になったもので、町の女性たち(生活の知恵がスゴい!)が運営しています。
生活の技を若い人に伝えたいという思いはあるものの、これまで世代間交流があまり行われておらず、若い世代にももっとここを知って使ってほしいとの思い。2016年4月より指定管理団体のしくみが代わり、リニューアルオープンをひころマルシェの日に合わせてくださっています。
★ひころマルシェについて、詳しくはこちらをご覧下さい。
https://womenseye.net/event/1540
★FBのイベントページでも、出店者情報発信中です。
【お願い1***WEの本部テントでは熊本地震応援チャリティブースを設置しています。当日のお手伝いいただける方を募集しています】
【お願い2***不用になった傘の「布」の部分を集めています***】
捨てようかな? と思っている傘がありましたら、骨の部分から布だけ取り外して、WEの登米事務所まで郵送してください。不用な傘の生地を使ってリサイクルならぬ「アップサイクル(より良く再利用)」するアーティストHOUKOさんのワークショップで使用します(今後も継続します)。なるべくビニール傘でないものを。
http://casaproject.com
◆◆◆2016年度のWE報告会&交流会~急遽、熊本からのレポートもいたします。
今年の交流会テーマは、里山のめぐみ。ローフード、アレルギー食、マクロビオティック、製パンを必死で勉強中のWE南三陸スタッフががんばります。
日時:6月18日(土) 12:00~13:30(第1部報告会)13:30~16:00(第2部交流会)
会場:東京・神保町 EDITORY
◆◆◆今年は週末の開催です、駒込大観音ほおずき市
日時:7月9日(土)、10日(日)
場所:駒込大観音 光源寺 東京都文京区向丘2-38-22
最寄り駅:東京メトロ千代田線千駄木駅、南北線
平時につながりをつくることがもしもの時の地域の助けにつながる。そんな思いで続けてこられた「駒込大観音ほおずき市」は、準備段階から地域の人たちを巻き込み、自然なかたちで人びとをつなぐ市。ここには学ぶことがたくさんあります。
今年も、準備、事務局テントのお手伝い、WEのブースで参加します。めったにない土日にあたる今年、普段縁のない方達からの問い合わせが来る前にと、わざわざ事前にお声がけいただけました。ぜひこの機会を活かし、熊本への支援金の募集もかけたいと思います。
———————————————————————-
【WEニュース短信】
◆◆◆南三陸木工女子部、キックオフミーティング!
森林資源にめぐまれた南三陸町の宝を活かそう。木工女子部のモットーは、「重いのイヤ、可愛くないとイヤ、体に悪いのイヤ、もったいないのイヤ」とわがままです。地元の大工さんや木工家具作家さんに教わりながらスキルをあげ、生活に使うものを作りたい。これからの活動方針を話し合いました。ちなみに、男性も参加可能です。
◆◆◆ロータリー東京城西様より「みなみさんりくブックス」にご寄贈の本棚が完成
南三陸町で本を楽しむサークル「みなみさんりくブックス」では、グリーンツーリズムの宿さんさん館のご理解をいただき、町内外の誰もが本を楽しむ場づくりをしています。
この1年間ほそぼそと活動を続けていますが、ひとつめの大きな目標はさんさん館にあちこちから贈られた3000冊近くの寄贈書を整理、選書して、手に取りやすい空間を作ること。
この趣旨に賛同してくださったロータリークラブ東京城西様から、本棚とソファーセット、蔵書整理のためのツール等のご寄贈が決まり、ウィが寄贈の事務局を務めました。4月25日に東京からロータリークラブ東京城西の8名様をお迎えし、本棚完成式を行いました。
本棚は地元の佐藤工務店さんにお願いし、背面まですべて南三陸杉を使用した素晴らしい仕事です。搬入設置には木工女子部や、登米の大工さんも加わりみんなで作業しました。
ソファーとローテーブルは石巻工房にお願いし、こちらも普段は使用しない南三陸杉で特注。
コーナー全体から溢れ出る森の気配。木造のさんさん館の校舎とよく合い、これから年月を重ねて行くのが楽しみです。
「みんなの図書室(仮)」のオープニングイベントは6月25日。オープンイベントのためにいろんな方に選んでいただいた本の展示や、さんさん館スタッフとWEによるフードイベントなど企画しています。
————————————————————————
◆◆◆WEレポート◆◆◆
◆◆ 熊本市、南阿蘇村、西原村
[石本めぐみ]
5月9日~11日、熊本出身のウィ田浦と一緒に南阿蘇村と西原村へ行って来ました。
南阿蘇村では、たねまきハウス/トランジションタウン南阿蘇の叶祥子さんと吉田俊郎さんが、地元の方へのお話会を開催して下さり、ウィの5年間の活動を南阿蘇村の人たちに伝えました。約2時間、わたしのお話と参加者のみなさんのコメントや思い、アイデアなどを出し合っていくと、地域で定期的に集まる場が大事であることにみんなが賛同。参加者からは「とにかく何をどうして良いのかわからない状態だったので、とっかかりを見いだせた」「実際の経験を聞くのは参考になる」等のコメントを頂きました。さいごに「家も仕事もすべてを失って今はまだ笑うことも話すこともできません。心配されているのはわかるけれど、被災者を特別扱いせず、普通にあつかってほしい。またこういう会で、いつか話せるようになりたい」と思いを伝えてくれた方もいました。支援物資というか、お土産にと、南三陸町から「たみこの海パック」のワカメなど、「南三陸つばき物語」の椿ブローチやハガキなどをお持ちしました。
まだ避難所、車中泊、テントなどで避難生活を送っている方も多いです。さらに、農業と観光に大打撃を受けています。阿蘇まで行ける方! 南阿蘇は熊本だけでなく日本の農業を支えている地域です。農業ボランティアも大募集中です。ぜひ行ってみてください。瓦礫等の作業と違い、子どもと一緒に家族で作業することも可能です。宿泊には、ペンションや旅館などをぜひお使いください。温泉もたくさんあります。観光や買い物も、大きな助けになります。南阿蘇の産品を購入できる通販サイトもあるので遠くにいて何かしたいと思っている方はご活用ください!
★阿蘇の産品が買える通販サイト
http://www.minamiaso.link/#!blank/lyzs8
https://asononaka.com/
備考:西原村避難者731名(5月10日現在、西原村発表)、南阿蘇避避難者数694人(5月12日現在、南阿蘇村発表)(避難所にいる方の人数のみです)
——————————————
◆宮城
4/13 水 木工女子会作戦会議
4/15 金 みきさん体操教室@ちょこっと19時~
4/24 日 アースデイ東北(昨年9月に制作した竹テントを設営)
4/25 月 みなみさんりくブックス 本棚完成式
5/8 日 wawawaの会(コラージュワークショップ)
5/9 月 リアンの会、ひころマルシェ出店者会
————————————-
〔5月からの活動予定〕
◆宮城
5/18 水 ラジオ「みなさんぽ(エフエム仙台)」12時半~ (ひころマルシェを紹介します)
5/22 土 ひころマルシェ with こどもあそび場
6/12 日 登米・南三陸町シングルマザー親子の会(wawawaの会)
6/25 土 さんさん館図書室オープニングイベント
◆東京・その他
5/9-11 熊本市南阿蘇村でお話会「南三陸の5年間から学ぶ南阿蘇のこれから ~NPO法人代表理事石本めぐみさんを囲み、語り合いましょう☆~」、西原村訪問
5/24-30 JICAネパールでの防災セミナー(石本)
6/18 WE報告会&交流会