投稿日:2022年5月6日
東日本大震災から11年の3月は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻という衝撃的な出来事のさなかとなりました。
5月1日現在、ロイターによれば死亡者推定は最低でも4.6万人、避難民は最低でも1273万人を超えています。
難民の多くは女性や子どもたちです。これまでWEでは、命と暮らしを中心に据え地域女性の活動を応援してきました。いかなる理由であっても、戦争という暴力によって罪のない人々の命と暮らしを奪うことを許してはなりません。
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Contents
・お知らせ
::: 東北の女性たちによるストーリーテリング『災害とレジリエンス』、映像を公開しました
・WEニュース短信
::: 3月13日、オンライン報告会を開催しました
:::雑誌「うたかま」vol.66(季刊 農文協発行)に掲載していただきました
:::シングルマザー調査プロジェクト、課題別レポートをアップしました
::: WE気仙沼プロジェクト、ひとり親調査を開始しました
・WEレポート
::: 気仙沼市アクティブ・ウーマンズ・カレッジ第5期 、無事に修了しました。後半レポートダイジェスト
・南三陸町・気仙沼圏域にお住まいの方へ~女性のしごと相談窓口~開設中
・パン・菓子工房oui(ウィ)だより
・COMADO更新中
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:::お知らせ:::
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::: 東北の女性たちによるストーリーテリング『災害とレジリエンス』、字幕付き映像を公開しました
昨年2021年4月に、株式会社 enjoi 日本(ENJOI D&I Consulting)と共催したオンラインイベント「東北の女性たちによるストーリーテリング『災害とレジリエンス』」の動画を公開しました。震災を経験した地域の女性リーダー6名が自身の言葉で経験を伝えています。是非、ご覧ください。
ハイライト動画(日英字幕付き 19分)はこちらです
https://www.youtube.com/watch?v=Mt9BoB0gtXc
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:::WEニュース短信:::
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::: 3月13日、WEのオンライン報告会を開催しました。
こちらからアーカイブをご覧いただけます(約1時間)、是非ご覧ください。
https://youtu.be/qTdjXYPKxzw
::: シングルマザー調査プロジェクト:課題別レポート「子どもの義務教育と高校進学にかかるお金」を公開しました
「シングルマザー調査プロジェクト」は、コロナ禍における母子世帯の暮らしを明らかにすることを目的としています。
今回は、跡見学園???学 鳫咲?先生にもコメントいただいています。鳫氏は、無償であるはずの義務教育に費用負担が発生している点などに触れつつ、子どもが教育を受けるために必要なものを直接子どもに確実に届けることや、教育の場で子ども同士を『支援を受けている子ども』と『支援を受けていない子ども』に分断しないことの重要性を述べています。
https://note.com/single_mama_pj/n/n97bedbf19b0b
これまでのレポートの一覧はこちら
「傷つく窓口―児童扶養手当の現況届の実態と改善要望?」レポートが、厚生労働省の関連資料の中で、申請時にプライバシーに踏み込んだ不要な書類の提出を義務付けないようにという旨の記載がされるなどの効果をあげました。
https://womenseye.net/category/report
::: 雑誌「うたかま」(季刊 農文協発行)に掲載していただきました
雑誌「うかたま」、黄色い表紙の2022 春号の「暮らし」コーナーで、「この土地で暮らす・育てる・つくる」と題してウィの南三陸所長の栗林をご紹介いただきました。ウィのこれまでの活動や南三陸の拠点のこと、パン工房の話など、スタッフや事務所の写真とともに丁寧に書いていただいています。ぜひお読みください。
http://www.ukatama.net/
::: WE気仙沼プロジェクト、ひとり親調査を開始しました
WE気仙沼プロジェクトでは、NPO法人「人間の安全保障フォーラム」の【誰一人取り残されない気仙沼】の一環として「気仙沼市ひとり親の生活調査」への協力を開始しました。気仙沼市役所子ども家庭課の全面的なバックアップの元、調査対象の569世帯に調査票を発送。今後、この結果を集計・分析し、気仙沼市の施策に活かしていけるように、調査結果を同市や地元の支援団体に共有していきます。
*NPO法人「人間の安全保障フォーラム」の【誰一人取り残されない気仙沼】についてはこちらを参照ください
https://bit.ly/3MrVQfT
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:::WEレポート:::
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:::気仙沼市アクティブ・ウーマンズ・カレッジ第5期 、無事に修了しました。後半レポートダイジェスト
気仙沼市主催、ウィメンズアイが企画・運営する連続講座アクティブ・ウーマンズ・カレッジ第5期は、チャレンジしたい女性の一歩を応援する全6回の厳選プログラム。
*第5回 『次へのアクションにつなげる名刺作りWS』オンライン開催
第5回を予定していた1月16日の前夜、トンガの大噴火により気仙沼にも津波警報が。急遽、予定していた『次へのアクションにつなげる名刺作りWS』の内容をオンラインでの開催に切り替えました。初めてzoomを使う受講生には、zoomの練習会からスタート。その後、在・気仙沼のデザイン会社ペンシー の鈴木歩さんと相談しながら、これまでのWSを通じて考えてきたそれぞれの肩書きを使い、各々の「名刺」を作りました。「名刺」は自分を表現するツール。何をこれからやっていきたいか、何を伝えたいか、言葉で発し、伝え、表現を形にしていきます。
*第6回 修了式 『小さな一歩~わたしのアイデアが地域をちょっぴり素敵にする~』
3月26日(土) に、市民福祉センターやすらぎにて開催。昨年10月24日の第1回から半年間、途中、津波警報やコロナ禍で延期に何度も悩まされましたが、21名で学びを深め、無事に修了の日を迎えました。
最終回の今回は、前回作った名刺を気仙沼市長に受講生1人ずつ手渡ししながら自己紹介。それぞれの想いややりたいことを伝えました。緊張もしましたが、ちょっぴり勇気を出せた自分に自信が持てたのではないでしょうか。
最後は気仙沼市長から修了証を授与いただき、色々な角度からのお話をいただきました。
最終回は会場に来られなかった方もオンラインや事前録画、ヒアリングという形で全員に参加いただきました。
5か月間、ありがとうございました。アクティブ・ウーマンズ・カレッジ第5期は幕を閉じましたが、引き続き、ウィメンズアイはこれからも気仙沼の女性たちの一歩を応援していきたいと思います。
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南三陸町・登米市・気仙沼圏域にお住まいの方へ~「女性と女の子の相談窓口」~開設中
ホットダイヤル TEL 080-9256-0035 (相談窓口専用)
電話相談 :まずは上記へお電話でご予約ください。
利用時間: 毎水曜日 13:00-18:00、毎月第1・第3日曜日 10:00-13:00
対面相談:新型コロナウイルス感染拡大防止のため、まずは電話でご予約ください。
相談員の紹介
中村雪子(産業カウンセラー、コミュニケーションスキルアップ講座)
栗林美知子(国家資格キャリアコンサルタント)
菊田あや(産業カウンセラー)
電話相談利用時間以外にも応じますので、希望日時をお伝えください。
相談員からの通信「yukimichiだより」発行しています。WEのウェブサイトからどうぞ
https://womenseye.net/
こちらの活動に対してのご寄付は、個人・法人とも寄付金控除等の税制優遇の対象となります。なにとぞ、みなさまの温かいお気持ちをお寄せください。
寄付サイトはこちらです。
https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20337
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パン・菓子工房oui(ウィ)だより
ロゴデザインができました。デザインは、うみさと工舎のロゴをデザインしてもらった山形の吉勝印刷所さんにお願いしました。デザインにあたり、スタッフたちとパンづくりの工程を振り返り、ouiのシンボルは「四季の流れ」という話になりました。めぐり続ける南三陸の自然の中で、山や里の恵みはいただき、パンづくりを作り続けていく。そんな様子をモチーフにしてもらいました。素敵なカードが出来上がり、「背筋を伸ばし、パンつくります」と製造スタッフの佐々木さん。工房でショップカードをお配りしています。
(栗林美知子)
【うみさと工舎 オンラインストア】
通パンことオンラインストアでパンの通販を行なっています。
パンの定期便では、毎月、焼きたてパンを冷凍してお届けします。
通常の「ウィのパンセット」は、定番パンセット2000円、ワカメとパンのセット3000円、お試しパンセット3000円(全て、送料別)
https://umisatokosha.thebase.in/categories/2512064
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/////ローカル女子と未来をひらく~COMADO~/////
ローカル女子100人インタビュー、現在44名のインタビューを掲載中
https://comado.womenseye.net/interview/
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〔2月~の活動報告〕
2/1 ワーカーズコレクティブ・オンライン勉強会講師(栗林)
2/7 女性のためのほっとスペース@南三陸(オンライン)
2/10 さんさんポートPJ
2/12 キッズドア主催中学生対象【タダゼミ南三陸】(栗林)
2/14 ヨガ
2/22 AWC zoom練習会
2/23 AWC zoom練習会
2/25 パン・菓子工房oui5周年
2/27 AWC第5回オンライン講座
2/28 ヨガ
3/7 さんさんポートPJ
3/8 登米市コミュニティエフエム「H@!FM」の[まるっと!とめLike]コーナー(栗林)
3/13 オンライン活動報告会
3/15 大正大学南三陸地域実習2年生オンライン講座(栗林)
3/23大正大学南三陸地域実習1年生オンライン講座(栗林)
3/26 AWC第6回修了式
3/28 りあんの会、ヨガ
4/4 ヨガ
4/11 ひころマルシェ実行委員会
4/18 ヨガ
4/18 さんさんポートPJ
4/21 たがい市@結の里
4/22 ヨガ
4/25 りあんの会
4/27 日本秘書協会主催「秘書の日」オンラインイベント登壇(石本)
4/29 ウクライナ応援チャリティイベント@結の里(oui出店)
〔5月~の活動予定〕
5/12 LA日本領事館主催Roundtable Discussion for the LA Next Generation women & diversity group登壇予定(石本)
6/12 NPO学会「NPO・市民活動は女性・ジェンダー にどのように向きあうべきか」登壇予定(石本) https://janpora.org/meeting/img/index24.html
5/19 たがい市@入谷
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:::WEの活動をご支援ください:::
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女性のまなざしで地域を元気に! みなさまのご支援が私たちの活動の力です。
ご寄付はこちらのページから https://syncable.biz/associate/womenseye/donate/
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編集後記
3月16日の23時36分ごろ、福島県沖を震源に大きな地震がありました。宮城県登米市や、福島県の相馬市などで、建物に相当な被害が出ており、復旧にまだ時間がかかっているという話を聞いています。自然災害に備え、防災を呼びかけることの大事さをまた、思い出させてもらいました。
一方で、最大の人災「戦争」の傷の大きさに、テレビを見るのも辛い日々が続いています。福島のアカデミーメンバーのところでは、ウクライナからの避難民の女性を受け入れしているそうです。共に種を蒔き春の苗を植えながら、平和を祈り、できることに力を尽くしていく彼女たちの姿に、前を向き歩み続ける力の美しさを感じています。
(塩本美紀)