2020年9月-10月 《WEメルマ!》第57号 ロカ女ゼミ公開講座、12/13に開催! 

投稿日:2020年11月19日

2020年 9月-10月
特定非営利活動法人ウィメンズアイ WEメルマ! 第57号
名刺交換をさせていただいたみなさまにお送りしております

栗駒山をはじめ、宮城の山々はあっという間に紅葉真っ盛りです。新型コロナウイルスに用心しながら、南三陸町の商店街には観光客の姿も戻ってきています。ウィメンズアイ も、用心しながらそろりそろりとではありますが、小規模の人が集まるイベントを再開しています。冷え込む日も増えてきました。事務所のある入谷のそこここには干し柿が吊るされて、冬支度も始まりました。

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Contents
・ひころマルシェオンライン開催しました アーカイブのご案内
・ロカ女ゼミ公開講座のお知らせ
・上智大学グローバルコンサーン研究所主催のオンラインシンポジウム
・WEニュース短信
・WEレポート~コミュニティ・アクション進行中~ローカル女子と未来をひらくプロジェクト
・パン・菓子工房oui(ウィ)だより
・南三陸町・気仙沼圏域にお住まいの方へ~女性のしごと相談窓口~開設中

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:::お知らせ:::
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・・・ひころマルシェオンライン開催しました アーカイブのご案内・・・
昨年は約50店舗、1500人の来場者を迎えた、エコ&オーガニック志向の里山マルシェ「ひころマルシェ」。2015年の立ち上げはWEで行い、今は地元の若者たちによる「ひころマルシェ実行委員会」が主催で行なっています。コロナ渦中ギリギリまで開催を迷いましたが、初めての試みとして音楽、トークイベントと中継のみオンライン配信という新しいスタイルにチャレンジしました。5時間にわたる生配信は、WEスタッフの中島綾子がメイン司会を務め、実行委員のみんなで手分けして作り上げました。
トークライブでは、「森のようちえん」や「エネルギー自給」をテーマにこれまでのひころマルシェでの取り組みや関わる人たちの思いを聞いたり、町内各所からは、実行委員のうち、新規就農した地元20代女性による畑からの中継、藍畑と古民家リノベーションの宿を始めた移住女性の里山暮らしの中継など、盛りだくさんの内容になっています。
この模様は、YouTubeのひころマルシェチャンネルで視聴できます。ぜひともご覧ください。
https://youtu.be/cE0w9XHe2T4
【ひころマルシェ2020オンラインHP】 https://www.hikoro-marche.com/

・・・12/13 ロカ女ゼミ公開講座開催のお知らせ・・・
ローカル女子と未来をひらくゼミ、略して「ロカ女ゼミ」のオンライン公開講座を行います。
12/13(日) 10:00-11:30
講師 島村菜津さん(ノンフィクション作家)
テーマ 食卓が変える未来 ~スローフード、その後。取材から見えてきたこと(仮題)
ローカルの未来を作る活動にスローフードの考え方をどのように活かせるでしょうか。取材で出会った女性たちに焦点を当てたお話もしていただく予定です。近日中にpeatixでイベントを立てます。どなたも歓迎します、どうぞ、ふるってご参加ください。

島村菜津(しまむらなつ)プロフィール ノンフィクション作家。1963年福岡県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業後、イタリア各地に滞在しながら、雑誌に寄稿。98年、『エクソシストとの対話』で、21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞受賞。十数年にわたって取材したイタリアの食に関する著作は日本へのスローフード紹介の先駆けとなり、その後も日本、イタリア、世界での取材・執筆を続けている。著書に『スローフードな人生!』『スローフードな日本!』(以上、新潮文庫)、『スローシティ』(光文社新書)、辻信一さんとの対談集『そろそろスローフード』(大月書店)、生きる場所のつくりかた 新得・共働学舎の挑戦(家の光協会)ほか

・・・11/21 脱グローバル経済の未来を描く―コロナ過を通じて見えてきた新しい社会創生の可能性・・・
11/21(土) 14:00-17:30
上智大学グローバルコンサーン研究所主催のオンラインシンポジウムに代表・石本が登壇します。参加費無料、どなたでも参加できます。11/20正午までにお申し込みが必要です。詳しくは、主催者のホームページをご覧ください。
https://dept.sophia.ac.jp/is/igc/detail.php?n=2020100920210331

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:::WEニュース短信:::
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・・・イベント「女性の『はたらく』を話そう」気仙沼で開催しました・・・
「働きたいけど、働けない」「女性が働きやすい職場って?」。この地域で暮らす女性がイキイキと暮らしていけるような”はたらく”を一緒に考えましょうと呼びかけて、気仙沼市の<けせんぬま森のおさんぽ会>さん、<気仙沼まち大学運営委員会>さん、陸前高田の<(一社)トナリノ企画部>さんと一緒に当事者の女性たちと話すイベントを行いました。最初に、森のおさんぽ会さんから「ママになって変わってしまったこと、自分らしさを取り戻すまでの苦しかったこと、フリーランスの働き方」について話しいただきました。WEからは女性と仕事を取り巻く現状について少しお話しした後、トナリノ企画部さんが地域で始まっている女性の新しい働き方を紹介してくれました。最後はワールドカフェでみんなの感想や意見を述べあいました。「少子化なのに子育てが仕事のブランク」「結婚したら家事は役目?」など日常生活の中で感じる違和感や、「やりたい事をガマンせず小さくてもやってみる」「仕事は一つでなくてもいいよ」など他の参加者から刺激を受けた声も聞けました。

・・・「未来をつくる道具 わたしたちのSDGs」に取り上げていただきました・・・
9/4にナツメ社から刊行された『未来をつくる道具 わたしたちのSDGs』(川廷昌弘著)の、SDGs Goal 5「ジェンダー平等を達成し、すべての女性・少女のエンパワーメントを行う」の事例として、ウィメンズアイ の活動を取り上げていただきました。SDGs の17のゴールと169のターゲットがわかりやすい新訳とともに、SDGsを自分ごととして使いこなす考え方やアイデアが満載の一冊です。
https://www.natsume.co.jp/books/13439

・・・「新・宮城の将来ビジョン」、SDGsの特集ページに取り上げていただきました・・・
10/4(日)河北新報 創造的な復興へ 宮城県政策紹介シリーズ?にて、SDGsと共に描く宮城のこれから~次期総合計画「新・宮城の将来ビジョン」とSDGsの特集ページに、「女性の元気な地域に~『ジェンダー平等』実現に力」というタイトルで、宮城県内でSDGsの理念に参画する活動の一つとしてウィメンズアイ の活動を取り上げて紹介していただきました。
https://www.kahoku.co.jp/miyagiken/pdf/k20201004.pdf

・・・「現代手芸考―ものづくりの意味を問い直す」コラム寄稿、座談会収録・・・
9/26にフィルムアート社から刊行されました『現代手芸考―ものづくりの意味を問い直す』(現代手芸研究会 上羽陽子・山崎朋子 編)にて、第6章「つながる」で、災害後の手芸・手仕事支援をめぐるテーマでNPOとしての取り組みに関するコラム寄稿、座談会収録に理事の塩本が参加しました。これまであまり語られてこなかった分野に文化人類学者、在野の実践者などが一緒になって取り組んだ意欲作です。
http://filmart.co.jp/books/jinbun/shugei/

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:::WEレポート:::
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コミュニティ・アクション進行中~ローカル女子と未来を開くプロジェクト

WEでは、コミュニティ・アクションという1口10万円未満の小さな助成金を出して、一歩踏み出す女性の応援をしています。この助成金は、単にお金で支援をするのではなく、応募から実現までの伴走をすることが大きな目的です。応募段階からヒアリングをし、どうやったらそれが実現できるのかのサポートをします。

大船渡市で障碍児を持つ親と子どもの支援、福島市で初めて子どもを持つお母さんが気楽に集える場づくり、登米市で不登校などのお子さんと親のためのイベント開催、釜石市で漁協婦人部の活動を伝えるウェブメディア作成などの取り組みが進行中です。

WEがこの事業を行っているのは、それぞれの活動自体の応援ももちろんですが、そこにチャレンジする女性の成長を支え、助けることが目的です。「相談相手がいないお母さんたちのために何かしたい」「海の仕事を支えている女性たちのすばらしさを伝えたい」といった熱意はあっても、そういう取り組みをしたことがない方に、申請書の書き方や予算の立て方、場所の選び方や告知の仕方など、WEがこれまで培ってきた経験をお伝えし、役に立ててもらいます。そして、企画から報告・精算までの一連の流れを通して試行錯誤しながら力を付けていただくことが願いです。

今年は新型コロナウィルスの影響で、人が集まる場をなかなか実現できず、募集も実施も難航しましたが、9月に、一件目の事業が完了しました。東京の大学生からの応募でしたが、以前、気仙沼で過ごした約一年の間に経験した自己発見を、東京の若者にも体験してほしいという主旨。女性だけでなく、男性も含めて若い方が、人の評価に自分を合わせて自己否定してしまう日常を一旦離れ、ありのままの自分を受け入れてもらえる安心な場を通して、自分らしい生き方を選べるようになることを目的とした事業でした。6名の若者が参加した合宿で、参加者同士のコミュニティもでき、今後もつながりを続けていくとのこと。東北での気づきが首都圏へ広がるという、私たちにとっても大変に嬉しい企画に挑戦してくれました。

小さくても、企画者、参加者両方にとって実りあるエンパワーメントの支援を続けていきます。
(田浦佐知子)

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南三陸町・気仙沼圏域にお住まいの方へ~女性のしごと相談窓口~開設中
ホットダイヤル  TEL 080-9256-0035 (相談窓口専用)

電話相談 :まずは上記へお電話でご予約ください。

利用時間: 毎水曜日 13:00-18:00、毎月第1・第3日曜日 10:00-13:00
対面相談:新型コロナウイルス感染拡大防止のため、まずは電話でご予約ください。
※7月より対面相談も再開しております。

相談員の紹介
中村雪子(産業カウンセラー、コミュニケーションスキルアップ講座)
栗林美知子(国家資格キャリアコンサルタント)
電話相談利用時間以外にも応じますので、希望日時をお伝えください。
相談員からの通信「yukimichiだより」発行しています。こちらからどうぞ
https://womenseye.net/info/4024
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パン・菓子工房oui(ウィ)だより

南三陸町入谷地区で飲食関連の事業を行う人たちをつないで「南三陸里山ランチ」を作ろうという取り組みに、パン菓子工房ouiも参加しています。里山の魅力を表現しようと、それぞれに工夫を凝らしています。11/12に、ひころの里でお披露目会を行います。

【うみさと工舎 オンラインストア】
パンの定期便を始めました。1か月に一度、焼きたてを冷凍してお届けします。
通常の、ウィのパンセットもございます。
定番パンセット2000円、ワカメとパンのセット3000円、おまかせパンセット3000円(全て、送料別)
https://umisatokosha.thebase.in/categories/2512064

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〔9月~10月の活動報告〕
9/6 【オンライン】「マルシェ仕掛人のライブセッション」ゲストスピーカー(塩本)
9/7 リアンの会(刺し子)/ヨガ
9/15 文化放送ラジオ番組内のコーナーにて、 パン菓子工房ouiの物語をご紹介
9/18 小さなたがい市(南三陸町・志津川西)
9/28 セミナー「女性のはたらくを話そう」(気仙沼市)/ヨガ
10/4 【オンライン】ひころマルシェオンライン
10/5 ヨガ
10/8 つばきの植樹祭参加(南三陸町)
10/9 小さなたがい市(南三陸町・戸倉)
10/11 みんなの子そだてフェスタ パパとママの休息時間 カイロプラクティック
10/18 【オンライン】ロカ女ゼミ1stセッション第3回
10/19 ヨガ
10/20 リアンの会
10/24 みんなの子そだてフェスタ モアイバスでプチ遠足(かまぼこ工場見学)
11/1 みんなの子そだてフェスタ モアイバスでプチ遠足(でんでんむしカンパニー)
11/2 ヨガ
11/4 小さなたがい市(南三陸町・入谷)

〔11月~の活動予定〕

11/8 みんなの子そだてフェスタ 森の小学校(南三陸町・ひころの里)
11/11  【オンライン】オトナ女子のすこやかづくりvol.2 ワタシの足さんはじめまして!
11/12 南三陸里山ランチお披露目会
11/21 【オンライン】「脱グローバル経済の未来を描く―コロナ過を通じて見えてきた新しい社会創生の可能性」
11/22 みんなの子そだてフェスタ きーちゃん先生の工作教室
11/23 里山の小さな小さなパンまつり2020秋
12/13 【オンライン】 ロカ女ゼミ 公開講座 講師:島村菜津さん

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:::WEの活動をご支援ください:::
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女性のまなざしで地域を元気に! みなさまのご支援が私たちの活動の力です。
ご寄付はこちらのページから https://syncable.biz/associate/womenseye/donate/
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編集後記
10月12日、南三陸町震災復興祈念公園全体開園式並びに中橋開通式が執り行われました。津波被害の象徴として有名になってしまった南三陸町防災庁舎の震災遺構一帯が芝生の公園になっています。この開園式に先立ち10月8日に、公園での「椿の植樹祭」が行われました。「南三陸椿ものがたり」は震災後、南三陸町に隣接する登米市にできた大型仮設に暮らしていた上山八幡宮禰宜の工藤真弓さん(7月からWEの理事でもあります)たち女性グループが中心になって始めたまちづくりの活動です。本当にすばらしい取り組みで、WEもスタディツアーや東京でのお話会でもしばしば真弓さんのお話を聞いてもらっています。
http://tohokuconso.org/common/minasan/menu.html
いつか復興した町に椿を植えようと、2012年からみなさんが構想してきたことがひとつ実現した日となりました。WEからは事務局長の栗林も参加して、WEのプレートがついた椿を植えました。南三陸においでの際は、ぜひお立ち寄りの上、探してみてください。
(塩本美紀)
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特定非営利活動法人ウィメンズアイ(WE)/Women’s Eye
〒986-0782 宮城県本吉郡南三陸町入谷字山の神平10-1
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