2021年5-7月 《WEメルマ!》第61号

投稿日:2021年7月17日

2021年5-7月
特定非営利活動法人ウィメンズアイ WEメルマ! 61号
名刺交換をさせていただいたみなさまにお送りしております

*当メルマガの配信が不要な方、アドレスの変更が必要な方はお手数ですが、info@womenseye.netまでお知らせください。

この6月4日で8歳を迎えたウィメンズアイです。前身のRQ被災地女性支援センターから数えると10年。まさかこの時を、世界的なパンデミックの最中、オリンピック「以前」に迎えるとは思いもよりませんでした。コロナ蔓延の影響で対面の活動が制限され、ブックレットやウェブサイトの制作を通じて、来し方を振り返る時間の多いアニバーサリーとなりました。

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Contents
・お知らせ
・・ウェブサイトCOMADOオープンしました
・・WEのブックレット、近日刊行予定
・WEニュース短信
・・シングルマザー調査プロジェクト、記者発表を行いました
・・NWEC「地域における男女共同参画推進 リーダー研修」講師
・・WEサポーターのオンラインイベント開催しました
・・「地域人」第69号に石本のインタビューが掲載されました
・・ACADEMIAに寄稿 ご希望の方にお送りします
・WEレポート
・・落合恵子さんオンライン講演会「明るい覚悟。そして……」
・南三陸町・気仙沼圏域にお住まいの方へ~女性のしごと相談窓口~開設中
・パン・菓子工房oui(ウィ)だより

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:::お知らせ:::
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・・・ローカル女子と未来をひらくプロジェクトのウェブサイト「COMADO」がオープンしました・・・

ティザーサイトでお知らせしてきたウェブサイト「COMADO」をリリースしました。

暮らす場所。生まれ育った土地、たまたま縁あった土地、選んで移り住んだ土地
ここで、楽しく暮らしていきたい。もっと暮らしやすい、いいところにしたい
湧いてくる思いがあっても、ときには、無力に、孤独に、感じることもあるでしょう。
でも、大丈夫。同じように悩みながらも、少しずつ地域に良い変化を作る仲間がいます。
私たちは、そんなローカル女子(=ロカ女)と、ローカル女子を支える人たちが使える
ちょっとしたヒントや、経験者のストーリー、アクションの手だてを知らせます。

デザインは、グラスルーツ・アカデミー東北の参加者でもある鈴木歩さん率いる気仙沼のデザイン会社ペンシーさん。ローカル女子100人インタビューの連載が始まっています。佐藤美代子さん(岩手・花巻 助産師/まんまるママ岩手代表理事)、對馬良美さん(宮城・仙台 NPO法人キッズドア)、大場美奈さん(福島・広野 任意団体ちゃのまプロジェクト代表/広野町起業型地域おこし協力隊)
震災の後に一歩踏み出した女性たちの声を聞いてください。
https://comado.womenseye.net/

・・・WEのこれまでのエンパワーメント活動をまとめたブックレット、近日刊行します・・・

東日本大震災の緊急支援で出会った仲間たちと立ち上げた、NPO法人ウィメンズアイ。その始まりとこれまでの歩み、そこから得た学びを、WEの考える「女性のエンパワーメント」という観点からまとめたブックレットができました。震災復興支援活動の記録として。あるいは、エンパワーメント活動の立案、勉強会などにお役立てください。
B5判52ページ ご希望の方には8月以降、1冊500円+送料でお分けする予定です。ご希望の方はご予約ください。info@womenseye.net

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:::WEニュース短信:::
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・・シングルマザー調査プロジェクト、4/25 と 7/6に記者発表を行いました
このプロジェクトでは、昨年からコロナ禍におけるシングルマザーの就労や生活状況を調査し、毎月539名のシングルマザーを対象にアンケート調査を行っています。4/25にはレポート「コロナ禍におけるひとり親世帯の子どもの状況」のオンライン記者発表、7/5にはレポート「傷つく窓口―児童扶養手当の現況届の実態と改善要望」オンライン記者発表を行いました。成長期の子どもの体重が減るケースがあるというショッキングな事実が知られることになった一方、自治体によっては児童扶養手当手続きの際に、元夫や交際関係などについて尋ねられるため、役所に窓口に対して「相談できる」と思わないと回答した人が6割超、「助けてくれる」と思わないと回答した人は7割超に上ります。もちろん、自治体の窓口に救われたという声もあり、自治体の窓口には、支援を必要としている人とさまざまな制度の橋渡しを行う重要な役割が求められています。
レポートの全文はこちらからご覧いただけます。
https://note.com/single_mama_pj/n/n63bc95d2d48c

・・国立女性教育会館主催:令和3年度「地域における男女共同参画推進 リーダー研修」e ラーニングに講師として登壇
国立女性教育会館(NWEC)が主催した、令和3年度「地域における男女共同参画推進リーダー研修」に石本、栗林が講師として登壇(5月19日~6月11日)しました。この研修は、全国の女性関連施設、地方自治体の男女共同参画担当、団体の役員・管理職などを対象としたオンライン研修で、全国から500人以上が参加。また、6月1日のパネルディスカッション「地域課題にどう取り組むか」は、豊岡市総務部ジェンダーギャップ対策室主幹原田紀代美氏、長崎県男女共同参画推進センター長宮崎直子氏、弊団体の石本が登壇し、ハフポスト日本版編集長の竹下隆一郎氏がコーディネーターとしてウェビナー形式で開催。各地の具体的な取り組みが共有されると、全国の参加者からの質問や悩みの書き込みが多数寄せられ、非常に活発な議論が行われました。
NWECによる開催報告はこちらをご覧ください。
https://www.nwec.jp/event/training/g_leader2021.html

・・WEサポーターとzoomでWEのお誕生日ランチ会イベント開催しました
WEでは、毎月の定額寄付をくださっているみなさんを「マンスリーサポーター」として、活動報告書のお届けや、報告会へのご招待を行なっています。
この6月はWEの8回目のお誕生日、活動10年目。報告会をかねてお祝いをしたかったのですがコロナ渦中につき、会費制のzoomランチ会を実施してみました。パン菓子工房ouiと南三陸町のお店とのコラボでサンドイッチ・キットを作ってお届けするという初の試み。Oct-VIN369さんによる豚肉のパテ、銀鮭のリエット、いぶりがっこのポテトサラダ、キャロットラペ、SEASON(シーズン)さんの三陸海藻バター、そしてご希望の方には南三陸ワイナリーの入谷産りんごのシードル。和やかに近況報告などして、画面越しでしたが美味しく温かく楽しい時間を過ごすことができました。ご参加の皆さん、ありがとうございました。
どうか、マンスリーサポーターになって、WEを支えてください。
WEの「マンスリーサポーター」になるには、こちらのページの左下「寄付する」から寄付ページに飛び、頻度「毎月」をお選びください。
https://syncable.biz/associate/womenseye/

・・「地域人」第69号に石本のインタビューが掲載されました
5月10日発売の月刊誌「地域人」第69号の特集は、未来を拓く女性の力。ノンフィクションライターの千葉望さんに、代表石本のインタビューとこれまでのWEの活動を7ページにわたる記事にしていただきました。https://chiikijin.chikouken.org/

・・ウェブマガジン『日非日非日日(にちにち)』に栗林のインタビュー掲載されました
日常と非日常を越境するクリエイティブマガジン『日非日非日日(にちにち)』に、ウィの活動のこと、「ライフポーチ」のことをご紹介いただきました。
https://magazine.lacita.co.jp/archives/11133

・・会誌ACADEMIA 4月号 特集「東日本大震災から10年目を迎えて-女性視点から考える三陸沿岸の未来-」に寄稿しました。掲載誌ご希望の方ご連絡ください
(一社)全国日本学士会の会誌ACADEMIA4月号に塩本が寄稿しました(うみさと暮らしのラボ~この土地でつづく暮らし、女性たちとともにつくる未来)。他の寄稿者は、宮城教育大学の山内明美さんを始め、大阪府立大学山地久美子さん、映画「赤浜ロックンロール」監督の小西晴子さん、上山八幡宮禰宜でWEの理事でもある工藤真弓さん、元南極観測隊員で南三陸町在住のひーさんこと石井洋子さん、植物研究の専門家で南三陸ネイチャーセンター友の会理事の大渕香菜子さん。大変読み応えのある内容となっています。掲載誌ご希望の方には送料ご負担の上、先着順・無料でお分けいたしますので、ご希望がありましたら info@womenseye.net まで「ACADEMIA希望」と明記の上お知らせください。
目次はこちらからご覧ください。
http://academic-soc.jp/activity_cat/magazin_cat/

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:::WEレポート:::
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落合恵子さんオンライン講演会「明るい覚悟。そして……」
5月22日(土)に作家で、児童書専門店「クレヨンハウス」主宰の落合恵子さんに「明るい覚悟。そして……」と題してお話して頂きました。当日のライブ配信及び後日視聴で約120名がご参加くださいました。
落合さんの生まれについて、クレヨンハウスについて、人権について、沢山の印象的なお話を聞かせてくださいました。参加者のアンケートには、『明るい覚悟』からのメッセージを受け取った女性たちの声が綴られていました。
・日々の生活で、うやむやなままにしていることを、一つ一つほどきながら、自分でゆっくり考えてみたい。
・コロナ禍でどこかふさがっていた気持ちに、新しい風が吹き抜けるような感覚でした。
・忘れかけていた柔らかさやしなやかさを思いだすことができた。
画面越しではありますが、落合さんのお人柄が伝わって、その情熱やエネルギーを感じられる時間でした。貴重な時間を作って下さった落合さんに心から感謝を申し上げます。
会場協力下さった「手のひらに太陽の家(登米市)」、「如春荘という場所(福島市)」の皆さんもありがとうございました。
(栗林美知子)
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南三陸町・気仙沼圏域にお住まいの方へ~女性のしごと相談窓口~開設中
ホットダイヤル  TEL 080-9256-0035 (相談窓口専用)

電話相談 :まずは上記へお電話でご予約ください。

利用時間: 毎水曜日 13:00-18:00、毎月第1・第3日曜日 10:00-13:00
対面相談:新型コロナウイルス感染拡大防止のため、まずは電話でご予約ください。

相談員の紹介
中村雪子(産業カウンセラー、コミュニケーションスキルアップ講座)
栗林美知子(国家資格キャリアコンサルタント)
電話相談利用時間以外にも応じますので、希望日時をお伝えください。
相談員からの通信「yukimichiだより」発行しています。WEのウェブサイトからどうぞ
https://womenseye.net/
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パン・菓子工房oui(ウィ)だより

6月27日は、工房利用者さんたちと「里山の小さなパンまつり」。そして、翌日は絶好の麦かり日和。授業で入谷小学校の六年生が体験に来てくれました。大家さん、工房スタッフたち、総勢20人くらいで、いざ、手刈り! なかなか進まない所にお世話になっている農家さんが機械を持ってきて下さり、なんとか麦かり終了。今日の大雨に間に合って良かった…。
子どもたちには、紙芝居を使って工房で取り組んでいることをお話しました。みんな、真剣に聞いてくれてありがとう! そして、子どもたち全員がウィのパンを食べたことがあると聞いて、スタッフ全員感動。本当に嬉しい。地域の未来や盛り上げることを考えていると聞いて、これからが楽しみです。製粉できたら、パンにしてお届けしたいと思います。先生、貴重な機会をありがとうございます。
(栗林美知子)

・仙台・宮城のタウン情報誌「S-Style」2021年6月号「話題のパン屋特集」にウィのパンをご紹介いただきました。
https://s-style.machico.mu/books/16882

【うみさと工舎 オンラインストア】
サイトのパンの写真、少しだけリニューアルしました。通パンこと、定期便も好評です。1か月に一度、焼きたてを冷凍してお届けします。
通常の、ウィのパンセットもございます。
定番パンセット2000円、ワカメとパンのセット3000円、おまかせパンセット3000円(全て、送料別)
https://umisatokosha.thebase.in/categories/2512064

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〔4月~の活動報告〕
4/11 オンラインイベント・東北の女性たちによるストーリーテリング「災害とレジリエンス」
4/16 小さなたがい市 南三陸結の里
4/18 三陸ワカメまつり2021オンライン
4/21 「結の里」協議会出席(栗林)
4/25 シングルマザー調査プロジェクト・課題別レポート「コロナ禍におけるひとり親世帯の子どもの状況」オンライン記者発表(石本・五十嵐)
5/19-6/11 国立女性教育会館主催:令和3年度「地域における男女共同参画推進 リーダー研修」e ラーニングに講師登壇(石本、栗林)
5/22 落合恵子氏オンライン講演会 「明るい覚悟、そして……」
5/27 オトナ女子のすこやかづくり~夏の冷えにこそ対策を 自分でできるお灸で冷えとり
6/16 東洋英和女学院大学の「女性のためのリーダーシップ」授業 講師(栗林)
6/18 小さなたがい市 志津川西復興住宅第二集会所
6/20 WEの8周年zoomランチ会
6/20 日本NPO学会 分科会パネルセッション登壇(栗林)
6/22 すこやか講座オンラインおしゃべり会
6/27 パン・菓子工房oui 共同販売会
7/2 小さなたがい市 歌津 伊里前集会所前
7/6 シングルマザー調査・プロジェクト・課題別レポート「傷つく窓口―児童扶養手当の現況届の実態と改善要望」オンライン記者発表(石本・五十嵐)
7/7 女性活躍ネットワーク会議 出席(栗林)
7/7 Haruno Yoshida記念「世界と地域をつなぐ」阿部民子さん(登壇)、石本(報告者)
7/12 オンライントークサロン 彼女とワタシのこれから 田浦佐知子(ウィメンズアイ 理事)
7/16 小さなたがい市 歌津 名足集会所前

〔7月~の活動予定〕
7/22 WIN Conference “Building Bridges & Healing the Feminine” 石本登壇
8/27 日本家政学会生活経営学部会夏季セミナー 石本登壇
8/29 社会教育全国集会(女性の学習分科会 栗林)
9/11 福祉健康まつり

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:::WEの活動をご支援ください:::
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女性のまなざしで地域を元気に! みなさまのご支援が私たちの活動の力です。
ご寄付はこちらのページから https://syncable.biz/associate/womenseye/donate/
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編集後記
NHKの朝ドラ「おかえりモネ」が話題ですが、本当によく取材されているなと毎回感心します。そうだ、そんなことがあった、そんな話も聞いた、というエピソードが随所に丁寧に扱われています。COMADOサイトのロカ女インタビューを続けていると本当に、あらゆる町に「何か、役に立ちたい」と一歩を踏み出すモネちゃんたちがいるのだなと思います。そして、彼女たちを支える人たちの姿も。みんな、後に続く人たちの助けになれば、と、これまでの葛藤や不安、挫折の経験、パーソナルなことまで話してくれました。この後、1年をかけて100人を目指します。ぜひ、お読みください。
(塩本美紀)
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特定非営利活動法人ウィメンズアイ(WE)/Women’s Eye
〒986-0782 宮城県本吉郡南三陸町入谷字山の神平10-1
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