パワーウィズ 私たちのつながりをどう生かしていくか
~今いる場所から一歩踏み出すために、今の私に何が必要?~
2023年6月に開催したグラスルーツ・アカデミー東北 アルムナイ・ギャザリング2023において、東北各地で活動しているアルムナイを訪問したいというアイデアに賛同し、手を挙げたメンバー4人が中心となり、今回の現地訪問を企画しました。
日程:2023年12月9日(土)〜 12月10日(日)
講師:
1日目 NPO法人まんまるママいわて 代表理事 佐藤美代子さん、副理事 佐々木一愛さん
2日目 命のミュージアムるんびにい美術館 佐藤茜さん
宿泊地:大沢温泉
参加者総数:アカデミー参加者16名、子ども8人、託児スタッフ5人
寄付:ロクシタン財団
運営:菅野あゆみ、板林恵、神成夏海、稲葉空見
*グラフルーツ・アカデミー卒業生有志が運営スタッフとなり、企画・運営しました。
託児:岩崎由香子さん、高橋美月さん、小関優さん、佐々木悠さん、佐藤栞さん
撮影:佐竹歩美
会場:花巻市花北振興センター
アルムナイ:佐藤美代子さん NPO法人まんまるママいわて 代表理事
はじめに副代表理事の佐々木一愛さんが施設を案内してくれました。産後ケア施設として使っている一軒家は、産後のママと赤ちゃんがゆっくり過ごせるアットホームな空間でした。
東日本大震災で被災して当時妊婦で支援を受ける立場だった一愛さんは、「自分も何かできることがあるのかな」と活動を手伝いはじめた当時の思いを話してくれました。
NPO法人まんまるママいわて代表理事で助産師の佐藤美代子さんとオンラインでつないでお話を伺いました。震災当時は出産直後ですぐには動けず、それでも専門職として何かしたいという思いから活動を始めた経緯や団体の代表となり、どのように組織づくりをしていけばいいのか、悩んでいた頃に出会ったコミュニティ・オーガナイジングで学んだこと、今も変わらない活動への思いを話してくれました。
*コミュニティ・オーガナイジングとは、市民の力で自分たちの社会を変えていくための方法であり、その考え方。
訪問先で学んだこと、今感じていることをシェアし合いました。
アルムナイ:佐藤茜さん るんびにい美術館 キュレーター
HP:https://kourinkai.net/museum-lumbi/https://manmaru.org/
障がいを持つ人たちがどのように制作し、スタッフと共にアート作品を作り出しているのか日々の取り組みについて話してくれました。また、地域の人々や美術館を訪問されるお客様と、障がい者との間で共にいることで、自分自身の変化や命との向き合い方など、今感じていることを共有してくれました。
.
●活動内容は違えど、ぶつかる壁や課題は似ている女性同士。そこで事例紹介し合ったり、乗り超えた経験、もどかしさ、悔しかったこと等、共有できるのは、やっぱり良いですね。
●場に溢れていたシスターフッドが、私の背中を押してくれるように感じています。
●皆さんのパワーをいただいて、次の自分の活動に繋げていきたいと思います。
●みんな自分の居場所で頑張ってるんだな。そこで一歩踏み出したり、アクションを起こしたり。とくに赤ちゃんや小さい子の子育ては大変です。それをしながら、地域で草の根の活動を続けることは大変なこと。刺激を受け、横のつながりがあることで、勇気と元気をもらいました。
●運営として関わることは、メンバーの皆さんの新たな一面に出会うことが出来たり、より深いかかわりを持てたりと自分にとってとても大切な経験になりました。みんなで幸せになる、みんなが心地よくいられる。難しいけれど、あきらめずにこれからも頑張ろうと思えるとても素敵な出会いと時間になりました。
●各地で活動するメンバーに会いたい!からスタートしたこの企画。どうしたら学びを得られるのか?心地よい空間作りはどうしたら?まっさらなところからみんなでたくさんアイデアを出し合いました。企画運営の経験はありませんでしたが、企画段階から多くの人とつながりを感じることができ、私にとってかけがえのない経験になりました。