12月15日、デジタルカレッジUP第2期が開講しました!
第2期の受講生は28人。開催地である気仙沼市はもちろん、近隣の登米市や陸前高田市、大船渡市から学びを求める女性たちがITベース大島アスナロウ荘に集まりました。
デジタルカレッジ(略してデジカレ)には2つのコースがあり、両コース共にオンライン学習と対面講座の受講、学習DAYの利用ができます。それに加えて「しっかり学ぶ&キャリアを考えるコース」は、専門性があり経験豊かなコーチやキャリアコンサルタントが担当者として付き、キャリアを中心に個別相談ができます。受講生のうち17名が託児、13名がレンタルPCを必要としており、そのようなニーズに対応する充実のバックアップで、受講生の学びをサポートします。
開始30分前から少しずつ集まりだした受講生たち。緊張した面持ちで席に着き、資料に目を通したり、知り合いを見つけてお互いの参加を喜ぶ姿も見られました。
「とても緊張しています。思ったよりもスタッフの方々の人数も多く驚いています。大きな取り組みなんだと身が引き締まりました」
「今、仕事を探しているのですが、このデジカレで方向性が決まったらいいなと考えています。資格も取りたいなと思っているので非常に期待しています」
「第1期を受けた方が職場にいてお勧めされました。今の仕事のキャリアアップがしたいです。かなりドキドキしていますが、頑張りたいです」
みなさん期待して受講に臨みました。
まずはじめにデジカレ主催のウィメンズアイ代表石本めぐみから挨拶で、
「色んな事情を抱えながらもこの講座に参加してくれたみなさんの覚悟や決意を嬉しく思います。この3か月間、走り抜けましょう!」と受講生へのメッセージを伝えました。
その後、オンライン学習や学習サポートの内容、今後のスケジュールを受講生に説明しました。司会の矢野の穏やかで心地よい声に、緊張で表情の硬い受講者たちが、少し和らいだように感じました。
受講生のみなさんが、学習の先にイメージしているリモートワークやパソコンを使った業務に実際に携わってる、㈱True Dataの4名を講師に迎え、ビックデータを扱う仕事の内容やExcelの活用についての具体的な事例をお話し頂きました。
質疑応答では、転職への不安はあったか、実際に仕事をする時に必要な資格はあるか、Excelのスキルはどの程度あった方が良いか、など学びのその先を見据えた質問が出ました。
「資格は絶対必要というものではないけど、あると理解が深まるし役に立ちます。Excelのスキルとしては、四則演算、関数、ピボットテーブルなどが出来るといいと思います。またブラインドタッチは必要です。」
とアドバイスをいただきました。
後半は、オンライン学習ツール「Udemy Business」にログインしました。
運営スタッフもサポートし、周りの受講生に助けを求めたり受講生同士で教え合う姿がみられました。最後は全員でログインしてホーム画面にたどり着くと、お疲れ様の拍手が起きました。
講座の締めくくりはランチミーティングです!
美味しいお弁当を食べながら、受講生やスタッフとの会話で、最初の緊張感も次第にゆるんでいき、自己紹介や講座の感想を話しながら、交流を深めました。
30代と50代の受講生は
「実際に働いている方の話を聞けて、こういう選択肢があるんだなとイメージが湧きました。今後の転職への参考にしたいです。」
「Excelって色々できるんだと知りました。帳簿やアンケート集計にも利用できると聞いて、しっかり学んで職場の業務に活かしたいと思います」
と意欲的な姿勢が見られました。
デジカレは、NPO法人ウイメンズアイが主催し、気仙沼市子育て世帯社会活動支援事業(求職活動による一時預かり)を活用して、一般社団法人おりがみが対面講座時に出張託児を、子育てシェアスペースomusubi、自然あそび保育モリノネが自主学習時の一時預かり、そして気仙沼まち大学運営協議会、気仙沼市創生戦略室、気仙沼市産業戦略課など、気仙沼市の民間と行政が一体となって受講生のサポートに取り組んでいます。
受講生のみなさん、最後の日まで3ヶ月間駆け抜けていってください!
取材・文 ローカルライター熊谷美里
編集 ウィメンズアイ