投稿日:2025年4月11日

デジタルカレッジUP 第2期 第3回対面講座「自己認識トレーニング」と修了式を開催しました

デジタルカレッジUP第2期は、約3ヶ月間就職や転職、スキルアップを目指す女性たちに対して伴走支援を行ってきました。3月23日に開催された第3回対面講座と修了式の様子をお伝えします。

第3回対面講座「自己認識トレーニング」

講師:柴田北斗さん(ヒトラボTOHOKU)


今回の講座は、キャリアコンサルタントであり、デジタルカレッジUPの個別サポーターも担当した柴田北斗さんが講師を務めました。

「自己認識」とは、自分自身の状態や周囲との関係を把握する能力です。高い自己認識力は、仕事のパフォーマンスや人間関係の向上につながります。
自分らしさや自分の強み・苦手な部分を理解して、自己PRに活かすこと、自分に合ったコミュニケーションや業務の方法を考える一歩になることを目的として行いました。

柴田さんからは、実際に自己認識が正確にできている人が少なく、自己認識には2種類あり、多くの人が自己認識と聞いてイメージするのは「内的自己認識」。もう一方の「外的自己認識」は、周りの人々が自分をどう見ているかを理解することとお話しいただきました。

お話をお聞きした後は、各自でこの3ヶ月間に頑張ったことや挑戦したことを付箋に書き出し、その理由や工夫について深掘りしました。その後、グループでシェアしお互いにフィードバックし合いました。

講師の柴田さんのコメント:
「皆さんはデジタルカレッジUPに参加した時点で学ぶことに前向きで、この3か月のうちでさらに意欲が高まってきていてとても素晴らしいです。今回の講座では自分がやってきたことを振り返り、自信に変えてほしいなと思って話しました。皆さんの今後がとても楽しみです」

受講生の感想:
「仕事に生かすことを目指して参加したが、自分が学ぶこと自体に喜びを感じ、その高揚感がモチベーションを維持していたと再認識しました。」

「家族の協力があったから学べていたが、グループメンバーからの評価がきっかけで、自分が学んでいることを家族に発信したから動いてくれたことに気づき、目から鱗でした。」

わたしコミット宣言

「わたしコミット」では、半年後の9月までに実行する目標や決意を宣言しました。
受講生一人ひとりが自分の働き方や実現したいことを考え、半年後に達成するために何に取り組むかを決め、その内容をシェアしました。
グループシェアでは個別サポーターの方にも入っていただき宣言し合いました。宣言後、参加者たちは互いに拍手で称え合い、前向きなエネルギーが広がりました。

修了式

必修カリキュラムを修了したこと、3ヶ月間にわたりデジタルスキルアップに努めたことを讃え合いながら、受講生同士で修了証を授与しました。

アドバイザー3名と気仙沼市職員からも応援メッセージが贈られ、スタッフからも祝福の言葉を話させていただきました。

ウィメンズアイが提供する今後の支援について

ウィメンズアイは、受講生の今後の選択肢として、以下の3つの支援を提供しています。

「求人応募力アップ講座」
デジタルカレッジUP1期生も参加可能で、就職・転職のサポートを行います。
主催:NPO法人ウィメンズアイ/共催:気仙沼市

「テレワーカー育成講座」
全12回のセミナーは、株式会社LIFULL FaMが講師を担当し、在宅勤務の基礎から仕事の受注、継続的なテレワークに必要なスキルを学びます。
主催:気仙沼市/運営:株式会社LIFULL FaM事業部

「デジカレ資格取得サポート」
MOS ExcelまたはITパスポートの資格取得を目指し、デジタルカレッジUPで使用したオンライン学習ツール「Udemy Business」を利用して学習を継続できます。10月の資格試験に向けて、グループチャットの開設や学習場所の提供で学びをサポートします。
主催:NPO法人ウィメンズアイ/共催:気仙沼市

上記各プログラムにおいて、主催のものに関しては受講や受験料に関わる費用、学習時の託児を無料にするなど、ウィメンズアイは引き続き、女性の学びの場を提供し、新たな一歩を踏み出すサポートを行ってまいります。

 

取材・文 ローカルライター熊谷美里
編集 ウィメンズアイ