投稿日:2025年12月24日

デジタルカレッジUP 第3期 第2回対面講座を開催しました

12月14日(日)、気仙沼市大島アスナロウ荘にて「デジタルカレッジUP 第3期 第2回対面講座」を開催しました。当日は悪天候にもかかわらず、13名の受講生が参加しました。

今回のテーマ:生成AIとプログラミングを”現場で使う”

生成AIやプログラミングが、地元企業の現場でどのように活かされているのかを知り、実際に手を動かしながら体験する実践的なワークショップをおこないました。

オープニング

この日の講師は、気仙沼市で水産食品事業を営む株式会社カネダイ 総務部DX推進室の遠藤哲也さんです。約20年にわたりシステムエンジニアとして現場の業務改善に携わり、現在は社内のDX推進室として社内のデジタル化を担っています。

今回、遠藤さんは「地域の女性の学びを応援したい」という思いから、登壇してくださいました。

遠藤哲也さん

また、当日は、
・企業マッチングサポーター:鈴木麻友さん
・気仙沼市企画課:藤村克郎部長
・Python学習サポーター:三浦志帆さん
の紹介も行われ、地域と学びをつなぐサポート体制も共有されました。

鈴木麻友さん
藤村部長
三浦志帆さん

講義:生成AIの活用事例

カネダイでは「DX推進室」を設け、日常業務のなかで生成AIを積極的に活用しています。

実際の導入事例としては
・議事録作成
・報告書や各種資料のたたき台
・メール文章のチェック
・業務内容の整理、文章表現の見直し
などがあるそうです。

続いて、ワークショップのウォーミングアップとして、受講生それぞれがChatGPTに自身の活用レベルを尋ねました。

「ChatGPTの活用レベルを5段階で表すと、自分はどのくらいか」というプロンプトを投げかけると、受講生一人ひとりに異なる返答が。
この体験を通して、「これまでの使い方によって回答も変わる」という、生成AIの特徴を実感する時間となりました。

実践ワーク①:生成AIでターゲットに合わせた文章作成

「ターゲットに合わせて文章を書き換える」ワークです。
カネダイのDX推進室の紹介文を、対象者に合わせた文章に書き換えるというもの。もともとある企業紹介文をもとに「誰に伝えるのか」を決め、その相手に合わせた文章に書き換えるようChatGPTに指示を出しました。

次に、それぞれのグループで回答を共有。
「対象者に伝わる文章か」「分かりやすいポイントはどこか」などの意見を交わし、グループの代表が全体発表を行いました。

実践ワーク②:Pythonコードを生成AIに考えてもらう

ChatGPTを使ってPythonに触れる体験を行いました。現時点では、Pythonの文法を理解しなくてもOK。今回は「やりたいことを言葉で伝えれば、ChatGPTがPythonコードの形にしてくれる」という感覚をつかむことが狙いです。

課題は、穴埋め形式の問題。
ChatGPTにPythonコードを作成してもらい、そのコードを手がかりに答えを導いていきました。コードの内容がすべて理解できなくても、問題なく取り組めました。

このワークを通して、生成AIがPython学習の強力なパートナーになることを実感できました。

クロージング

遠藤さんから、受講生へむけて、メッセージが送られました。「生成AIは便利である一方で、一人で完結しがちになる。だからこそ〝人とすごす時間を生み出すための道具〟として使ってほしい」

うなずきながら耳を傾ける受講生の姿が見られました。

受講生からは、
「生成AIやPythonのハードルが下がりました」
「活用事例などの紹介がイメージしやすく、参考になりました」
「気仙沼でも、DX化を進めている会社があることに驚きでした」
などの声が聞かれました。

次回に向けて

最後に全員でPythonのインストール作業を行い、これからの学びへ向けた準備を整えて、第2回対面講座は終了しました。
次回の対面講座まで、約1か月。
デジタルカレッジUPでは、その間も「オンライン質問会」や「Slackでの質問」などのサポート体制を整え、受講生のスキルアップと挑戦を応援していきます。

取材・文 板林恵