ウィメンズアイ 環境アクション宣言〜地域とともに、持続可能な未来へ〜

投稿日:2025年5月30日

ウィメンズアイは、2025年5月「ウィメンズアイ環境アクション宣言」を発表し、私たちの姿勢と行動の指針を明文化しました。


私たちは、「ジェンダー平等と女性のエンパワーメント」を軸に活動する中で、日々の小さな選択が未来をつくると信じ、環境への配慮を実践してきました。

今回の宣言では、資源やエネルギーを大切に使うこと、そして学び合いや行動を通じて、地域や社会とともに環境に向き合う私たちの姿勢を、あらためて言葉で示しています。


7つの柱

私たちは以下の7つの行動を大切にしています

1.資源を大切に使う
使い捨てを減らし、リユース・リサイクルを徹底します。

2.地元の資源を活かす
地域の自然や人とのつながりを活かした地産地消を推進します。

3.環境負荷の少ない移動を推奨
公共交通・乗り合い・徒歩など、環境に優しい移動を選びます。

4.エネルギーの使い方を見直す
省エネと再生可能エネルギーの活用を日常に取り入れます。

5.学び合いを通じて意識を育てる
環境と暮らしをつなぐ参加型の学びの場をつくります。

6.地域と協力して行動する
地域の人びとや団体と連携し、共に取り組みを進めます。

7.自然と地域を協力して行動する
自然の恵みに感謝し、いのちを大切にする行動を次世代へつなぎます。


 宣言の背景とプロセス

この宣言は、私たちスタッフ全員によるワークショップから生まれました。
2025年4月、気仙沼に集まったスタッフが、それぞれの経験や暮らしから環境への気づきを持ち寄り、対話を重ねながら、等身大で取り組める行動を言葉にしました。

ファシリテーターには、ウィメンズアイのプログラム「グラスルーツ・アカデミー」の同窓生であり、「つながりを取り戻すワーク」の実践者でもある矢野明日香が加わり、民主的で創造的なプロセスを築きました。

ウィメンズアイ スタッフのコメント
矢野明日香(気仙沼市在住/地域でサステナブルな暮らしと環境活動に取り組む)

「生ごみを土に還す、土に種を蒔き野菜を育てる。そんな日々の暮らしの中で、自然と向き合いながら、自分の足元からできることを積み重ねています。今回の環境アクション宣言は、ウィメンズアイとしての考え方や姿勢を共有するだけでなく、スタッフ一人ひとりが実際の暮らしや仕事の中で“自分ごと”として環境と関わっていくための、大切な一歩だと感じています。環境問題は大きく見えますが、日常の中で感じる違和感や気づきを起点に、できることから少しずつ行動を変えていくことが力になると思います。」


宣言に込めたエピソード

過去の研修では、環境に配慮した地元食材の活用に感動した一方で、大量のプラスチック容器に衝撃を受けたこともありました。
この経験から、「環境への配慮」をお願いベースではなく、具体的な行動指針として明文化し、関係者と事前に共有する必要性を感じたのです。


グラスルーツ・アカデミー in 奈良 での実践へ

2025年9月に開催予定の「グラスルーツ・アカデミー in 奈良」では、、この環境アクション宣言を実践の指針とし、運営やプログラムの中で具体的な取り組みを試みます。食や移動、学びのあり方など、参加者とともに環境に配慮した選択を実際に行い、体験を通じて学び合う場としていく予定です。


宣言を生かすこれから

ウィメンズアイは、この環境アクション宣言を、
●研修・イベントの開催
●日々の事務所運営
●地域との協働プロジェクト
など、あらゆる場面に反映し、環境への責任を実践を通じて果たしていきます。

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🔗 関連リンク

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